日東紡アドバンテックス、海洋マイクロプラスチック削減の先駆けに
日東紡アドバンテックスによる海洋マイクロプラスチック削減への取り組み
日東紡アドバンテックス株式会社(工場は兵庫県伊丹市に位置)は、最近「Less Micro Plastic」プロジェクトに参加することを発表しました。このプロジェクトは、海洋マイクロプラスチックの減少を目指したもので、特にファッション業界における繊維由来のプラスチック汚染に対処することを目的としています。
プロジェクト参画の背景
近年、海洋環境の汚染問題が深刻化しており、特にマイクロプラスチックがその一因とされています。
海洋に流出するマイクロプラスチックの30%以上は洗濯時に生じる繊維くずが起因しているとされ、多くの企業がこの問題に対して責任を感じています。
その中で、日東紡アドバンテックスは、環境への影響を考慮し、持続可能な開発を志向する「Less Micro Plastic」プロジェクトの趣旨に賛同し、積極的に取り組む決意を新たにしました。
D-ALIGN®の役割
日東紡アドバンテックスが提供している機能ドットコーティング「D-ALIGN®」は、このプロジェクトの一環として特に注目されています。この技術は、従来は機能を付与することが困難だった素材に対しても、高い機能性を持たせることが可能です。また、特定の生地に対しては洗濯時に繊維が抜け落ちるのを抑える効果も期待できます。
さらに、この技術の一部として、毛羽の脱落状況を計測し、基準を満たした製品には「Less Micro Plastic」のロゴを付与し、製品の加工や販売を行う予定です。これにより消費者に、持続可能性への取り組みを示すことができます。
OBP材料の利用
加えて、日東紡アドバンテックスは新たに設定されたOBP(Ocean Bound Plastic)材料を使用した商品開発にも力を入れています。これにより、海洋環境に対する負荷を軽減し、高い持続可能性を確保しながら新しい製品を市場に提供することを目指します。
「Less Micro Plastic」プロジェクトの目的
「Less Micro Plastic」プロジェクトが目指すのは、繊維製品による海洋汚染を少なくし、持続可能な海の環境を守ることです。
ファッション業界がこの問題に直面する中で、企業全体が協力し、マイクロプラスチックの流出を抑える商品開発を行うことが求められています。このプロジェクトは、繊維企業の責任を再認識し、より良い未来を築くための重要なステップです。
日東紡アドバンテックスは、海洋マイクロプラスチック削減を目指し、持続可能な社会への貢献を続けていく所存です。
日東紡アドバンテックスとは
日東紡アドバンテックス株式会社は、独自の接着技術を駆使して極薄手芯地や難接着対応芯地を開発・提供しています。リサイクル原料の使用や、リサイクルしやすい製品生成を通じて、環境配慮型の製品を積極的に供給し続ける企業です。さらに、D-ALIGN®の技術を通じて多様な機能を持つ製品提案を行っています。
■ 会社概要
日東紡アドバンテックス株式会社
代表取締役社長:森 徹也
本社所在地:兵庫県伊丹市桑津1-6-1
設立:2021年4月
資本金:8,000万円
事業内容:接着芯地、機能資材、ふきんの開発・製造・販売。
最後に
日東紡アドバンテックスは今後も環境への負荷を減らし、持続可能な製品開発に努め、海洋マイクロプラスチック削減に真剣に取り組んでいくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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日東紡アドバンテックス株式会社
- 住所
- 兵庫県伊丹市桑津1-6-1
- 電話番号
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072-782-2621