自分だけのオリジナルスタンプを簡単に作成
IO株式会社が新たに発表した「AIスタンプ」機能が、2025年7月3日からキーボードアプリ「flick」に搭載されました。この機能では、ユーザーがテキストを入力するだけで、オリジナルのスタンプを簡単に作れるようになります。これにより、画像生成AIの知識がない初心者でも、個性的なスタンプを手軽に制作することが可能です。
自然言語での直感的な利用
「AIスタンプ」の最大の特長は、ユーザーが自然言語での指示を入力することで、多様なスタイルの画像を生成できる点です。例えば、「机の上で勉強している子犬」という指示を入力すれば、それに合った画像が瞬時に生成されます。また、「宇宙服を着た子猫」といったユニークなリクエストにも応じてくれるので、想像力を活かしたスタンプが作成可能です。
多彩なスタイルに対応
さらに、「AIスタンプ」では、「アニメスタイル」「デジタルイラストスタイル」「ラインアート」など、様々な生成スタイルを選ぶことができます。これにより、利用者は自分の好みに合わせたスタンプを生成でき、より個性的な表現を楽しむことができます。
高精度なディフュージョンモデルを使用
この機能は、最新の「Stable Diffusion 3.5」をベースにした高精度なAIモデルを使用しています。IO株式会社は独自にフルカラーモデルをApple Neural Engineに最適化し、モバイルデバイスでも高解像度な画像を生成できるよう開発しました。これにより、細部までこだわったスタンプを簡単に作成することができます。
メッセージや絵文字の追加も可能
生成したスタンプには、好きなメッセージや絵文字を追加することができ、自分の気持ちを込めたオリジナルのスタンプを作成できます。これにより、コミュニケーションをさらに魅力的にし、使う楽しさを倍増させます。
キーボードからシームレスに使用
作成したスタンプは、アプリのキーボードから直接利用でき、他のユーザーと簡単に共有することも可能です。スタンプの作成枚数に制限はなく、納得がいくまで何度でも生成と保存ができるため、クリエイティブな探求を続けることができます。
今後の展開について
IO株式会社は、「AIスタンプ」機能をAndroid版flickにも順次搭載予定であり、さらに動作速度やモデルの精度向上にも取り組んでいます。これにより、ユーザーがより快適にコミュニケーションを楽しめるよう進化を遂げていくことでしょう。
アプリ概要と会社情報
この「AIスタンプ」を含むflickは、iOSとAndroid向けの文字入力ソフトウェアです。自社開発の変換辞書を用いることで、スムーズな日本語入力を提供します。また、顔文字やアスキーアートが豊富に取り入れられており、ユーザーが自由にカスタマイズできる機能も充実しています。
- - サービス名: flick
- - 対応環境: iOS, Android (Android版のAIスタンプ機能は開発中)
- - 利用料金: 無料
- - サービスURL: flick公式サイト
IO株式会社は、東京都豊島区に本社を置き、2013年に設立された企業です。代表取締役は石本光明氏で、flickの企画・開発・運用に注力しています。
この「AIスタンプ」機能は、手軽さと楽しさを兼ね備えた新たなコミュニケーションツールとして、今後さらに多くのユーザーに愛されることでしょう。