美容室で健康管理
2022-06-09 13:00:06
美容室で手軽に!新しい血糖値測定デバイスの登場で健康意識を高める
美容室で手軽に!新しい血糖値測定デバイスの登場
最近、シュタインヘルスケアが美容室での販売を開始したウォッチ型の脈波計測デバイスは、針を刺すことなく、手首に装着するだけで血糖値や血圧、脈拍、ストレス値といったバイタルサインを簡単に測定できる画期的な製品です。このデバイスは、特に血糖値の測定を重視しており、肌に負担をかけずに行える方法として注目されています。この技術は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に申請済みで、高精度を誇ります。
近年、日本では成人の約10人に1人が糖尿病に罹患しているとされ、8秒ごとに1人が糖尿病に関連する病で命を落としています。このような深刻な状況の中、血糖値スパイクという新たな健康リスクも浮き彫りになっています。このため、よりリスクの少ない方法での血糖値測定が求められています。
事前に行った調査によると、美容室に通う顧客は健康意識が高く、自宅に体重や体脂肪を測定できる機器を持っていることが多いことが判明しました。特に、勤務シフトが不規則な女性たちは、食後の血糖値の上昇を抑えるために、食事内容に細心の注意を払っています。しかしながら、血糖値の測定が容易ではないため、正確には評価できないのが現状です。この課題を解決するために、全国25万店舗の美容室を「バイタルチェック」のセンターとして機能させることが計画されています。
各美容室では、1台ずつシュタインヘルスケアをリースで導入する予定です。これにより、「美」と「健康」という密接な関係を生かし、顧客の健康寿命を延ばす取り組みを目指します。特に、地域密着型のサービスとして、美容室はただの美容を提供する場ではなく、新たなヘルスケアコミュニティとしての役割を果たすことが期待されます。
さらに、高齢化社会の進展に伴い、人々は居住区の近くで消費を行う傾向が強まっています。コロナの影響で物理的・心理的な移動が難しくなった今、美容室は身近な存在でありながら定期的に通う場所でもあります。故に、美容室が地域の健康向上のための拠点となる可能性が高まっています。
また、地域の異業種との連携を促進し、美容室を地域の健康促進のためのハブとして機能させることが、この取り組みの中で考えられています。
会社情報
SSST株式会社
信州大学発のベンチャー企業で、バイタルサインの測定技術を商業化することを目指しています。特許も数多く取得しており、ヘルスケア分野での研究開発を精力的に行っています。今後も新たな技術の開発に注力していくとしています。
FODS株式会社
FODS株式会社は、革新技術の研究開発企業を支援する役割を果たしており、新たな市場を開拓するための支援も行っています。
このような新しい流れが、美容室での健康管理を身近にし、多くの人々に新たなサービスを提供することになるでしょう。
会社情報
- 会社名
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FODS株式会社
- 住所
- 東京都中央区銀座6丁目6-1銀座風月堂ビル5階
- 電話番号
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