プラチナバイオがマレーシア法人を設立
プラチナバイオ株式会社(以下、PtBio)は、アジアとの連携を強化するため、マレーシアに新たな法人「PtBio ASIA SDN.BHD.」を2025年3月12日に設立しました。この動きは、特に東南アジア市場における活動を拡大し、科学技術を駆使した社会課題の解決を目指して進行中です。
PtBioのミッションと背景
広島県東広島市に本社を置くPtBioは、2019年に設立されたスタートアップで、国産ゲノム編集技術「Platinum TALEN」を基盤としています。PtBioは、日本の研究機関や大学との共同研究を通じて、バイオテクノロジーの実用化を推進しています。特に、国や地域の社会的ニーズへの対応、さらにはSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献することを目標としています。これまでに培った技術力を活かし、新たな市場の開拓に挑戦していく姿勢を示しています。
新法人設立の詳細
「PtBio ASIA SDN.BHD.」はマレーシアのサイバージャヤ市に所在し、ここはテクノロジー企業の集まるイノベーション都市として知られています。この法人の設立により、アジア圏でのバイオインフォマティクスやゲノム編集技術を活用したビジネスの展開が期待されます。
2024年1月には、サイバージャヤにある「Center of Garage Malaysia (CoGMY)」に活動拠点を設け、環境問題やエネルギー関連の課題解決にも注力していく予定です。これに加えて、2025年4月26日には、マレーシアで行われる人材採用イベント「Add Venture Forum Malaysia 2025」にも参加し、新たな人材の発掘に努めることが決まっています。
提供するサービスと事業内容
PtBio ASIA SDN.BHD.では、以下の事業内容を展開する予定です。
- - バイオインフォマティクスと遺伝子編集の研究開発:これにより、新たな市場の開拓を目指し、革新的な製品の開発を進めます。
- - Bio-DXサービス:生物資源をデータに変換するシーケンシングサービスや、生物データの解析サービスを提供し、バイオテクノロジーの発展を支援します。
- - 人材育成と教育:Bio-DXを通じた教育サービスを提供し、次世代のイノベーターを育成します。
国内外の展望
プラチナバイオは、広島県にある本社だけでなく、海外法人を通じても国際的な活動を強化していきます。「生物機能をデザインし、社会課題を解決する」という企業理念の下、バイオテクノロジーの力で未来を切り開くことを目指します。
会社概要
- - 会社名:PtBio ASIA SDN.BHD.
- - 所在地:Block 2330, Century Square, Jalan Usahawan, Cyberjaya, Selangor
- - 設立:2025年3月12日
- - 代表者:Abdul Hakim Sahidi
このように、プラチナバイオはグローバルな展開を目指し、アジア市場におけるバイオテクノロジーの成長を牽引していくでしょう。新法人設立が今後どのような影響をもたらすか、多くの期待が寄せられています。