自然と共生を学ぶ
2025-03-31 13:31:24

自然と共生し、非認知能力を育む新たな企業研修

2025年2月、Leave No Trace Japan(以下、LNT)は、雪山を舞台に株式会社ゴールドウインおよびZ世代プラットフォームNAMIMATIに向けた企業研修を実施しました。この研修は、環境への影響を最小限に抑えながら、最大限に享受する方法を学ぶことを目的としています。この取り組みの背景には、世界経済フォーラムが発表した「未来の仕事レポート」の内容があります。それによれば、2030年までに社会で求められるスキルの39%が変化するとされ、特に非認知能力の重要性が一層増すと予測されています。LNTでは、これらのスキルを高めるために自然体験を活用し、日本の四季や地域の特性を最大限に生かした研修内容を計画しています。

今回の研修では、ゴールドウインの職員を対象に、自然環境でのリーダーシップや協調性、創造性といった非認知能力の育成に重点を置いた教育が行われました。研修には16時間にもおよぶリーブノートレイスレベル1インストラクターコースが含まれ、アウトドアのテクニックを分かりやすく楽しく学びました。初日には、LNTの教えを学び、次の日には雪上での実習が行われました。特に雪の中でのイグルー作りや雪洞づくりといったアクティビティを通じて、参加者同士のチームワークを磨く貴重な経験が得られました。

参加者の中には、今回の研修を通じて自然環境を守るために何かをしたいと強く思ったという声もありました。実際にイグルーを作り、その中での雪中キャンプは大変な思い出となったようです。参加者の三浦ゆきよさんは、「主体的に学ぶことができ、職場でも活用できるスキルを得られた」と述べ、今後はLNTの原則を広めるイベントを企画したいと意気込んでいます。

一方で、NAMIMATIも独自のワークショップを開催し、雪山を舞台にLNTの原則を体験しました。シュノーシューを利用し、雪原でのランチを通じて、自然とのふれあい方について学びました。代表理事の齋藤克希さんは、若者からの学びの重要性を強調し、遊びと学びのバランスがいかに大切かを再確認したと語りました。彼によれば、今回の経験は今後の活動に大いに役立つことでしょう。

LNTの活動は、ただの技術習得にとどまらず、参加者自身が主体的に考え行動することを促します。今後は、企業や団体との連携を強化し、全国的にこうした研修プログラムを普及させていく予定です。自然の中での体験を通じて非認知能力を高め、次世代を担う人材を育成するこの取り組みは、SDGsに基づく社会課題解決にも貢献することでしょう。自然を尊重し、共生する精神を育てることは、これからの時代においてますます重要なテーマとなるはずです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

会社情報

会社名
NPO法人リーブノートレイスジャパン
住所
東京都墨田区吾妻橋1-10-3
電話番号
03-6457-1993

関連リンク

サードペディア百科事典: ゴールドウイン Leave No Trace NAMIMATI

Wiki3: ゴールドウイン Leave No Trace NAMIMATI

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。