川崎市初の区民課窓口で快適な待ち時間を実現するサービス募集中

川崎市が進める新しい待機環境への挑戦

川崎市では、区役所の窓口に訪れる市民が快適な待ち時間を過ごせるよう、民間企業や団体からアイデアを募集しています。この取り組みは、特に混雑が予想される3月から4月の期間に向けて行われ、区民課の窓口来庁者向けのサービスとして初めての試みです。

異なる視点のサービス提案

昨年度、川崎市役所は待合フロアの拡充や番号発券機の導入を行い、さらにUNI COFFEE ROASTARYとの協力により、来庁者向けにクーポンを提供する実証実験を行いました。この結果、来庁者がカフェで時間を過ごすことにより、窓口の混雑が緩和される効果が確認されました。

募集内容について

提案は以下のような内容に分類されます：
1. 近隣店舗での割引サービス：来庁者が利用できる近隣のお店での特別な割引を提供。
2. 待合場所の整備：高齢者や子ども連れなどが安心して過ごせるスペースを提供。
3. スマートフォン向け特別サービス：待ち時間中に楽しめる電子書籍の無料閲覧や位置情報連動のARゲームなど。
4. その他の快適化提案：来庁者がより心地よく過ごせるためのアイデアを広く募集。

応募とスケジュール

提案の募集は2022年11月25日から12月26日まで実施されます。応募方法は、川崎市の公式サイトから申し込みフォームを利用するか、提案書をメールまたは郵送で提出する形です。応募後は審査を経て、今年の1月21日に選定結果が発表され、2月2日には結果の通知が行われる予定。その後、3月6日に提案者と協定を結び、3月16日から4月17日の約1か月間にわたってサービスが実施されます。

昨年度の成果を生かして

昨年行われた実証実験から得たデータとフィードバックをもとに、より多くの市民が快適に過ごせるサービスを提供するために、広くアイデアを募る今取り組みは、地域の企業にとっても新たなCSR戦略として重要な機会となります。これにより、来庁者からの注目度も高まり、新たな集客効果が見込まれています。これからも川崎市は市民が快適に過ごせる環境作りに注力していきます。