手話で歌う第九
2023-04-01 00:51:09

障がいを超えて音楽を楽しむ!手話で歌う第九の挑戦

みんなで歌う第九、心をつなぐ音楽の場



今回ご紹介するのは、聴覚・視覚・身体・知的障がいのあるお子さんたちと一緒に活動する「ホワイトハンドコーラスNIPPON」です。彼らは、ベートーヴェン作曲の交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」を手話で表現するプロジェクト「第九のきせき」を展開しました。この活動は、音楽を障がいの有無にかかわらず楽しめる体験を提供することを目的としています。

プロジェクトのスタートと特徴



「第九のきせき」は、2021年12月に東京芸術劇場で、バッハ・コレギウム・ジャパンと共演したことで初めて形となりました。メンバーが直面する困難に立ち向かうエネルギーからインスピレーションを受けた写真家の田頭真理子さんは、指先にLEDを装着した特殊な手袋を用いて手の動きの軌跡を記録。このアイデアにより、視覚でも「目に見える音楽」として音楽を表現しました。

体験型写真展「第九のきせき」



体験型写真展「第九のきせき」は、2022年4月から5月にかけて東京で開催され、多くの人々が障がいを超えて音楽体験を楽しめる場となりました。手話による案内、触ってわかる立体写真、来場者自身による手話体験など、インクルーシブな工夫が詰まっています。

欧州での新たな挑戦



2023年2月、「第九のきせき」in欧州実行委員会が発足し、今度はベートーヴェンの故郷、欧州でのコンサートと体験型写真展の開催を目指しています。音楽を通じて人と人とがつながることを願う彼らの取り組みが、どのような形で実を結ぶのか期待が高まります。

田頭真理子さんの歩み



田頭真理子さんは、広島県尾道市出身の写真家で、音楽の社会運動に興味を持って活動しています。エルシステマが育んだ「ホワイトハンドコーラス」との出会いを通じて、聴覚や視覚に障害を持つ子どもたちとの関わりが彼女の創作活動に新たなインスピレーションを与え、その成果として「第九のきせき」が生まれました。

ホワイトハンドコーラスNIPPONの活動



蜜を育む活動を続けている「ホワイトハンドコーラスNIPPON」は、1995年にベネズエラで生まれたエルシステマを基に、多様な子供たちが協力し合いながら活動しています。今後も東京や京都、沖縄で、障がいの有無に関わらず、音楽の喜びを広げる活動が期待されます。

まとめ



音楽は、障がいを持った子どもたちにも、新たな希望と感動を提供する力があります。「第九のきせき」というプロジェクトは、その象徴とも言える取り組みです。今後の活動にも注目し、彼らが描く新しい音楽の世界を共に感じていきたいものです。

会社情報

会社名
「第九のきせき」in欧州実行委員会
住所
東京都中央区日本橋2-2-3 RISHEビル4階一般社団法人 El Sistema Connect気付
電話番号

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