京都伝統工芸の未来を切り拓く「第3回 京都クラフト&デザインコンペティション」
京都市左京区に位置する「京都伝統産業ミュージアム」では、本日2026年8月3日より「第3回 京都クラフト&デザインコンペティション『TRADITION for TOMORROW』」の応募をスタートしました。このコンペティションは、京都を中心に伝わる伝統産業の技術や知恵を現代のライフスタイルに合わせ、新たな市場と結びつける試みです。大会の最高賞であるグランプリには、賞金100万円が授与され、職人や作家のみならず、次世代を担う学生も広く参加できる機会となっています。
開催の背景と目的
現代社会では、ライフスタイルの変化により、伝統工芸品が日常生活の中で当たり前に使用されることが難しくなっています。そのため、美しい技術を「ただの鑑賞物」としてではなく、「実用的な道具」に再定義し、新たな価値を創造することが求められています。今回のコンペティションは、その新たな可能性を探求するためのものです。具体的には、以下の三つの観点から進められます。
1.
現代の生活様式との調和:現代の日常生活に密着した実用性とデザイン性を備えたプロダクトの創出。
2.
多様な美意識への対応:各自の感性に基づく多様なアプローチを支援し、新たな利用者や活用方法を探る。
3.
技術の持続的継承:必要とされる製品を生み出し、次世代へと伝統技術を継承する仕組みづくりを促進する。
募集テーマ「つづくかたち|Inherited Future Crafts」
今回のコンペティションでは、伝統とは変わらずに残るものではなく、変化をしながら受け継がれていくものであると考えています。受け継がれた技術や知恵を事例に、近年の価値観と結びつけながら新たな価値を生み出し、未来の生活文化へとつなげる提案を求めています。
募集概要
このコンペティションでは、二つの部門にわかれて作品の応募を受付けます。
1.
職人・作家部門:京都の伝統工芸に携わる方や、その技術を活用するクリエイター(個人・法人問わず)。
2.
学生部門:全国の芸術系および工芸系大学、専門学校に在籍する学生。
主な応募要項
どちらの部門も、対象となる作品は伝統的な技術や素材を使用し、現代のライフスタイルに合ったものである必要があります。作品のサイズは縦・横・高さの合計が200cm以内、重さは30kg以内に制限されています。
賞と特典
グランプリに選ばれると100万円の賞金が授与されますが、ほかにも準グランプリや学生部門賞があり、各受賞者に特典として専門の審査員からのアドバイスや、ミュージアムショップでの販売サポートも行われます。
審査とスケジュール
審査は、各界で活躍する五名の専門家によって行われます。応募期間は2026年8月3日から10月31日で、書類選考が2026年11月に行われ、展示や表彰式は2027年に予定されています。
参加方法
応募は公式Webサイトの応募案内ページから行うことができます。それぞれの部門に対して応募料は職人・作家部門が5,500円、学生部門が2,750円となっています。
京都伝統産業ミュージアムについて
このミュージアムは、京友禅や西陣織などの伝統工芸品を紹介し、制作過程や技術を体験できる場所です。多彩な作品や商品の販売も行っています。
お問い合わせ
詳しい情報はミュージアムの公式Webサイトで確認できます。京都の伝統工芸の未来を一緒に考え、育てていく機会をお見逃しなく!
所在地:京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階