建築ビジュアライゼーションの新境地
近年、バーチャルリアリティ(VR)技術の進化が目覚ましい中、建築ビジュアライゼーション分野においてもその波が押し寄せています。株式会社CGworksは、東京都渋谷区に本社を置き、XRコンテンツを手掛ける企業としてその中核を担っています。この度、株式会社CGworksが株式会社フジキカイ主催の「フジコミュニケーションプラザ on WEB 2024」のVRコンテンツ制作を担当したことが発表されました。このイベントは2024年9月17日から30日までの14日間開催され、昨年に引き続きCGworksが2つのエリアを担当することになりました。
CGworksとフジキカイのコラボレーション
フジキカイは、「包装を通じて社会に貢献し続ける」という理念のもと、包装技術の開発と製造に特化した企業です。2021年からは、オンラインイベント「フジコミュニケーションプラザ on WEB」を開催しており、今年で4回目となります。CGworksは、フジキカイエリアとインターナショナルエリアの2つのVR展示空間を手掛け、参加者にリアルな体験を提供します。
VRで再現されたフジキカイエリア
フジキカイエリアでは、名古屋のショールーム「THE BASE NAGOYA」の空間を忠実に再現しています。展示されている包装ラインの見学を通じて、実際に訪れることができないお客様もその魅力を感じることができる仕組みが整えられています。これに加え、各展示品は動画とカタログで詳しい情報を提供。日本語と英語の2つの言語で展開され、国際的な参加者にも対応しています。全ての包装機器は詳細に3DCGで表現され、機器の材質感もリアルに再現されています。特に、各展示機器に使われている3DCG技術が、そのクオリティを一層引き立てています。
技術の集大成
CGworksは過去に「オープンオフィスVR」として、多くの企業のオフィス空間を360°の視点でVR化してきましたが、今回のプロジェクトでは特に3DCGの技術が活かされました。CGworksの代表、金澤勇輝のもと、設立以来培ってきた技術力を最大限に発揮できる機会となったのです。3Dデザインの背景にある設計の確かさに加え、自社エンジニアによるシステム構築や実装を踏まえた全体のプロセスがワンストップで行える体制が整っています。
CGworksの取り組みと未来
CGworksは2019年に設立され、以来、建築や内装分野に特化したビジュアライゼーション事業を展開しています。「3D×○○」というモットーのもと、様々なお客様のニーズに応えるべく、日々努力を重ねています。大型商業施設やホテル、飲食店、さらには都市開発計画まで、多岐にわたるプロジェクトを手掛けており、メタバースや3D動画の制作、コンセプトアートも行っています。
2023年からは生成AIを活用した新たなサービスを開発中で、2024年にはBIM課を設立予定とのこと。常にクオリティを追求し、クライアントのデザイン課題に向き合っています。CGworksの名は「Creative and Great Works」の頭文字に由来しており、クリエイティブで優れた作品を提供する企業であり続けることを目指しています。
以上が、CGworksが進める新しいバーチャル展示の世界でした。今後の展望に注目が集まります。