就職活動での面接、成功と苦労の実態
株式会社学情が、2025年卒業予定の大学生・大学院生を対象に行ったインターネットアンケートが注目を集めています。この調査は、就職活動における「力を入れて良かったこと」と「大変だったこと」を尋ねるもので、多くの学生が「面接」に印象的な経験を抱いていることがわかりました。
力を入れた活動のトップは面接
調査の結果、「就職活動で力を入れて良かったこと」として、48.1%が「面接」を挙げました。続いて、「自己分析」が42.5%、「業界・企業研究」が36.4%という結果に。この結果に対して、多くの学生が面接に向けた準備によって内定を得られたことや、自己の考えを適切に伝えられた経験に感謝する声を上げています。
例えば、ある学生は「様々な面接パターンを考え、徹底的に練習したことで内定をゲットできた」と話し、自身の思いを簡潔に表現することの難しさを実感した他の学生もいましたが、うまく伝えられた時の喜びは大きく、それだけの努力をした価値があったと振り返っています。「面接が選考における最も重要なステップと理解し、対策を怠らないことが成功につながった」と語る声もありました。
面接が一番のハードル
しかし、就職活動を通じて「大変だったこと」として最も多かったのは64.9%の学生が挙げた「面接」でした。これに続いて「エントリーシートの作成」や「自己分析」が続きます。緊張しやすい性格の学生が「面接に慣れるまでの道のりはとても厳しかった」と感じたように、ストレスを抱える場面も多く見られました。
ある学生はインターンシップに60社以上参加し、そのためのエントリーシート作成と学業との両立に苦労したと回顧しています。特に限られた文字数の中で自己を表現する難しさは、多くの学生が共感する悩みの種であったようです。
また、自己分析の重要性を実感し、自身が何をしたいのか、何が得意なのかを見つめ直す作業にも時間がかかったと多くの回答が寄せられました。自分自身を深く知り、それを面接官にアピールすることは、思った以上に難解なプロセスです。
調査の背景
この調査は、2025年4月入社の「内定式」が近づく中、学生たちに就職活動の振り返りをさせることを目的としています。調査は2024年8月28日から9月8日までの期間に、Webアンケート形式で行われた結果、308件の有効回答が得られました。
株式会社学情について
株式会社学情は、20代の職業選択を支援し、「未来の選択肢をつくる」ことをモットーにしています。様々なサービスを提供する中で、学生の就職活動を後押しする役割を果たしています。特に、同社はリクルートサイトやオンラインイベントを通じ、学生に多くの選択肢を提示し続けています。