株式会社Thirdverseが新経営体制を発表
株式会社Thirdverseは、2024年8月8日より、経営体制を見直し、新たに共同代表制を導入することを発表しました。これは、米国のVR市場での成長を目的とした決定であり、その中心には新たに就任した大野木勝がいます。
新たな経営体制
大野木勝は、これまで取締役CBOとして米国スタジオの統括を務めていましたが、今回の変更により代表取締役社長CEOに就任します。また、従来の代表取締役CEOであった國光宏尚が代表取締役会長に就任し、二人が共同で会社を牽引する形となります。この新たな体制により、Thirdverseは「10億人が生活する、新しい仮想世界の創造」を目指し、さらなる発展を遂げていくことを目指しています。
大野木勝の経歴と展望
大野木勝は、2000年にウェブマネーに入社し、様々なビジネスに従事してきました。その後、ルピシアのアメリカ法人での経験、GCREST Americaの設立、そしてgumiにおける執行役員の役割を経て、2020年からはThirdverseの取締役CBOを務めてきました。サンフランシスコを拠点にし、VR市場の拡大を支えてきた彼のリーダーシップが、Thirdverseにとって新たな成長へとつながることが期待されます。
VR市場の動向
大野木氏は、VR市場における特に若年層ユーザーの急増について言及しました。Meta社の「Meta Quest」やアップル社の「Vision Pro」の登場により、VR市場は飛躍的に広がっています。このような状況下において、Thirdverseは革新的なVRエンターテインメントを追求し、国際市場での競争力を高めていく考えです。
今後の取り組み
Thirdverseは、2023年に米国スタジオからフルリリースしたVRマルチプレイヒーローシューター『X8(エックスエイト)』や、2024年に予定されている日本スタジオ開発のVRドラマチックアクション『SOUL COVENANT(ソウル・コヴェナント)』など、今後も革新を続けていきます。また、2024年8月には新オフィスへの移転も計画されており、これを機に社内の生産性や創造性を高めることも期待されています。
最後に
大野木勝と國光宏尚の共同代表体制により、新たな発展が見込まれるThirdverse。彼らの目指す「新しい仮想世界」が、どのようにユーザーの日常に影響を及ぼしていくか、今後の展開に目が離せません。VRの未来に期待しつつ、Thirdverseの動向を見守りたいと思います。