SBクラウドと有半堂、Alibaba Cloudの業務提携を発表
日本企業が中国市場に進出する際には、さまざまな課題が待ち受けています。近年のコロナウイルスの影響や、通信環境の違い、セキュリティ上の懸念など、特にインターネット環境は複雑化しています。こうした状況の中、SBクラウド株式会社と有半堂が業務提携を結び、Alibaba Cloudを活用した新たなサービス提供を開始しました。
中国進出の課題
日本企業が中国へ進出するためには、ICP(Internet Content Provider)ライセンスの取得が不可欠です。このライセンスがなければ、中国国内でのウェブサイト運営は難しく、さまざまな手続きが求められます。また、日中間での通信環境の違いや、ハッキングなどの社会的セキュリティの課題も、企業にとっての頭痛の種です。
特に、コロナ禍においてはウェブベースのビジネスが急増し、中国でもオンラインでのプロモーションや商品の販売が盛況です。その中で、動画を使ったマーケティングは重要なビジネスチャンスとされており、ライブ配信や動画コンテンツが企業の収益につながる可能性を秘めています。
提携の背景と新サービス
このような市場のニーズに応えるため、SBクラウドと有半堂は協力し、Alibaba Cloudの導入支援を行っていくことを発表しました。有半堂は長年、中国向け広告の企画制作を行っており、その豊富な経験を生かして、ウェブサイトの開設、セキュリティ対策、動画配信など多様なサービスを提供します。
特に、以下の2つのサービスの導入を中心に展開していく予定です。
これにより、さまざまな企業が中国市場へスムーズに進出できるよう、包括的なサポートを行います。
SBクラウドとは
SBクラウド株式会社は、ソフトバンクとアリババグループの合弁会社であり、先進のクラウド技術を駆使してクライアントのビジネスの発展を支援しています。日本向けにAlibaba Cloudのサービスをローカライズし、日本語によるサポートも実施しています。AIやIoT、ビッグデータを活用したシステム構築のサービスも提供しており、各業界のニーズに対応しています。詳しくは
こちらのホームページをご覧ください。
有半堂の役割
有半堂は、日中のチームで構成されるデジタル戦略コンサルティング会社で、コンテンツ企画や運営を手掛ける企業です。これまでインバウンド業界を中心とする多くの広告プロジェクトを成功させてきました。とりわけ最近は、中国企業のデジタル化にも注目し、オンラインイベントを通じた新たなマーケティング手法を模索しています。
両社の提携により、日本企業が中国市場でのビジネス機会を最大限に活用できることを目的とし、最適なサービスを提供し続けます。
会社情報
所在地:東京都中央区銀座7丁目13番6号
代表者:柯牧霖(Ke Mulin)
事業内容:日中ビジネス向けコンテンツマーケティング
公式サイト:
https://www.uhand.co.jp
提携を通じた新たな展開に期待が高まります。日本企業の中国進出を後押しする体制が整いつつあり、多様な商品販売やプロモーション活動が行われる日も近いでしょう。