歴史と文化が融合！飫肥のまちなみを楽しむDENKEN WEEKが始まる

飫肥のまちなみを楽しむ祭典、DENKEN WEEK

今年も宮崎県日南市にある飫肥の城下町で、地域の歴史や文化を再発見する「DENKEN WEEK」が開催されます。このイベントは、飫肥の美しいまちなみを背景に、地域の伝統芸能や食、新たなアートとの出会いが楽しめる場となっています。

DENKEN WEEKとは？

DENKEN WEEKは、飫肥に長年残る重要伝統的建造物群保存地区をベースにした祭典です。これまで長い時間をかけて守られてきたこの地域の魅力を掘り起こし、訪れる人にその素晴らしさを体験してもらうための催しです。

この祭典が特に注目されるのは、ただ伝統的な建物が美しいというだけではなく、飫肥杉を始めとする林業や業者の技術、さらに無形文化の神楽や巨人伝説が息づいていることにあります。これらが一つに融合することで、より深い体験を提供しています。

活動内容の多様さ

この祭典には、各種イベントが盛りだくさんです。例えば、「DENKEN gastronomie」では、再生された古民家を活用したレストランで地域の食材をふんだんに使った料理が提供されます。地元のシェフが腕を振るい、飫肥の食文化を再考した特別なメニューが味わえます。さらに、限られた日数だけ提供されるこの食事体験が、毎年多くの訪問者を魅了しています。

また、「DENKEN art」では、8組のアーティストが、飫肥に存在する文化財を舞台にした作品展示を行います。一部の会場では公開制作も行われ、観客はその創造の過程を楽しむことができます。このように、アートと伝統的建物が融合することで、新しい形の文化体験が生まれるのです。

さらに、「DENKEN marche」では、飫肥城内に40以上の出店者が集まり、地元の歴史を感じながら食事やショッピングが楽しめます。このマルシェは家族連れにも、友人同士にもぴったりなスポットです。

音楽も見逃せません。「DENKEN music」では、飫肥の古民家で流れるピアノの音色が、歴史的な舞台に新たな命を吹き込むでしょう。宮崎を拠点にするアーティストから、東京やポーランドの演奏家による特別な音楽体験も用意されています。