「保育園こども食堂」が地域の子育て家庭を支える!フローレンスの助成事業が効果を実証
認定NPO法人フローレンスは、2023年度に実施した「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」において、全国の保育園で「こども食堂」を実施する団体への助成を行いました。事業終了後に行われたアンケート調査の結果、多くの家庭が経済的・精神的な負担軽減を実感し、「保育園こども食堂」が地域の子育て家庭支援に高い効果を発揮していることが明らかになりました。
「保育園こども食堂」の具体的な効果
調査結果によると、実施事業者の95%が地域の子育て家庭の支援を実感しており、利用者からも「保育園が身近な居場所・相談先になった」という声が多数寄せられました。特に、離乳食や食育に関するアドバイスが好評で、親子がリラックスして食事を楽しめる機会が増えたようです。
さらに、76%の実施事業者が要支援家庭への対応を行っており、ひとり親家庭や経済的困窮家庭への支援も効果的に行われています。継続的な利用の案内や個別面談、行政への連絡など、具体的な支援活動が報告されています。
「保育園こども食堂」が抱える課題と今後の展望
一方で、事業継続には課題も存在します。アンケートでは、「事務作業の負担」や「人員配置の負担」を理由に、継続を断念する団体もみられました。
フローレンスは、これらの課題解決に向けて、事業者へのサポート体制強化や、より効果的な運営モデルの開発に取り組んでいます。また、全国の団体と連携し、情報共有やノウハウの蓄積を進めることで、「保育園こども食堂」の更なる発展を目指しています。
フローレンスが目指す未来
フローレンスは、「保育園こども食堂」が、地域とつながる食支援活動の新たな一歩となり、より多くの家庭が安心して子育てを行える環境を提供できると確信しています。今後も、この助成事業を通じて、「保育園こども食堂」を全国に広げ、子どもたちの笑顔あふれる未来を創造していきます。
助成事業の詳細と応募方法
フローレンスは、今年度も「保育園こども食堂等を起点とした食支援事業実施団体への助成事業」を実施します。
対象となる団体:
- - 「保育園こども食堂等を起点とした食支援事業」を実施している団体、もしくは実施検討団体
スケジュール:
- - 7月1日(月)~: 公募開始・専用LINEの友だち登録
- - 7月2日(火): 事業説明会(14:00-15:00)※オンライン形式
- - 7月10日(水): 応募締切(23:59まで)
応募詳細:
問い合わせ先:
- - 認定NPO法人フローレンス「保育園こども食堂」助成事業 担当:山﨑・中村
- - TEL:03-3486-3094(受付:平日 月~金10:00~17:00)
- - E-mail:[email protected]
フローレンスは、家庭とのコミュニケーションや地域の関係機関との連携など、より効果的な事業の提案に期待しています。
認定NPO法人フローレンスについて
フローレンスは、「こどもたちのために、日本を変える」を理念に掲げ、未来を担う子どもたちを社会で育むために、事業開発、政策提言、文化創造の3つの軸で、社会課題解決と価値創造に取り組んでいます。
2004年の設立以来、ひとり親支援とこどもの貧困防止、こどもの虐待や親子の孤立防止、障害児家庭支援など、日本のこども・子育ての領域で総合的な活動を行っています。「おうち保育園」をはじめとする保育事業、障害児家庭への保育・支援、子どもの虐待問題解決のための「フローレンスの妊娠相談・赤ちゃん縁組」、子どもの貧困解決のための「こども宅食」など、全国に様々な取り組みを広げています。
フローレンスは、たくさんの仲間と共に、社会に「新しいあたりまえ」をつくることを目指しています。
▶フローレンスコーポレートサイトURL:
https://florence.or.jp/