NTTアノードエナジーの新展開
2025-06-03 11:39:44

NTTアノードエナジー、全国6地域で大型蓄電システムを導入

NTTアノードエナジー、全国6拠点で系統用蓄電システムを導入



株式会社パワーエックスが提供する系統用蓄電システム「Mega Power」が、NTTアノードエナジーによって全国6拠点に採用されました。本システムの導入により、全国の電力需給のバランスがより一層安定し、持続可能なエネルギーの利用が進むことが期待されています。

1. 新たな蓄電所の展開



この度のプロジェクトでは、合計18台の「Mega Power」が導入され、これにより全体の蓄電容量は49.3 MWhに達します。設置エリアは、北海道から四国にかけて広がっており、具体的には函館市、三沢市、能代市、能美市、海南市、観音寺市の6カ所です。これらの新設蓄電所は、2025年度から順次運転を開始する予定です。

2. システムの運用



「Mega Power」は、電力系統に接続されており、電力が余っている時間帯に蓄電し、逆に電力が不足する時間帯にはその蓄えたエネルギーを放出します。これにより、電力需給のバランスが保たれ、安定した電力供給が可能となります。これらの機能は、再生可能エネルギーの普及に対する重要なサポートとなります。

3. 環境への配慮とカーボンニュートラルへの貢献



パワーエックスとNTTアノードエナジーは、蓄電所の設置において密接な連携を行い、再生可能エネルギーの導入拡大を目指しています。このような取り組みは、日本が目指すカーボンニュートラル社会の実現に大きく寄与することでしょう。また、国内製造を進めるパワーエックスは、よりクリーンなエネルギーの供給を可能にするため、リチウムイオンバッテリーの活用拡大も進めています。

4. システムの技術的特性



「Mega Power」は、サイズが20フィートのISO規格コンテナで、電池の種類はリン酸鉄リチウムイオン(LFP)を採用しています。各コンテナの公称容量は2,742kWhに設定されており、輸送や設置が容易です。これにより、必要に応じて急速に対応できる点も特徴の一つです。

5. 未来を見据えた展望



パワーエックスが2025年4月に初号案件となる福岡若松蓄電所を竣工させ、一歩先に進んだこのプロジェクトは、全国における蓄電システムの実現へと繋がります。今後も両社は連携を強化し、エネルギーの効率的な利用を推進し、持続可能な社会の実現へ向けて歩んでいくことでしょう。

このような取り組みにより、再生可能エネルギーの導入と技術革新が進み、日本のエネルギー構造が大きく変わることが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社パワーエックス
住所
東京都港区赤坂ミッドタウン・タワー43階
電話番号

トピックス(経済)

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