エンジニアの力を引き出す「kiitok Team」がスタート

近年、社外の人材を活用する企業が増えてきています。超売り手市場において、エンジニアの採用はメガベンチャーやスタートアップなど、多くの企業における重要な課題となっています。採用活動に加え、採用したエンジニアがしっかりと定着し、見事に活躍できる環境を整えることも求められています。これに関連し、オンボーディングプロセスや適正な評価、従業員の満足度分析など、組織エンゲージメントの重要性が高まっています。

具体的には、株式会社SmartHRでは、社外の専門家によるメンバー評価を行い、その結果をもとに課題を洗い出しています。また、株式会社VOYAGE GROUPでは、外部専門家を招いた「技術力評価会」を実施しており、ベルフェイス株式会社では、社員の年収査定に外部意見を取り入れています。このような取り組みが増える中で、社外の専門人材を活用する風潮が広がっているのです。

この状況を受けて、エンジニア向けのキャリア相談マッチングサービス「kiitok（キイトク）」が、組織の課題を可視化する新サービス「kiitok Team」の提供を開始しました。現役のCTO、VPoE、エンジニアリングマネージャーなど、豊富な経験を持つ社外人材が、社員メンバーとの1on1を通じて組織の強みや課題を見える化します。これにより、企業は自らの現状を理解し、より効果的な組織開発に向けた行動をとることができるでしょう。

「kiitok Team」の特徴

- 現役の専門家との1on1セッション: メガベンチャー等に在籍する専門家が直接社員と対話し、課題を引き出します。
- レポート作成: 1on1の結果をもとに、組織の強みと課題をまとめたレポートが提供されます。
- 査定サポート: 組織開発全般について、適切な評価や査定に関する設定を補助します。

導入の背景

初回のトライアルで「kiitok Team」を導入したのは、HRtechのLAPRAS株式会社です。同社のCTO、伊藤勝梧氏は、外部マネージャーとの1on1を通じて新たな発見が得られるかもしれないと考え、実験的にこのサービスを導入しました。特に、普段気づかない課題が明らかになることで、心理的安全性が確認されるとも期待されています。