ドキュサインが誇る新機能の誕生
米国カリフォルニア州に本社を構えるドキュサインは、毎年恒例のカンファレンスMomentumで、契約プロセスを劇的に変える新機能や製品を発表しました。このイベントには1,500人以上の顧客や開発者が参加し、各業界の実情が語られる中で、DocuSign Agreement Cloudが大きな注目を集めました。
DocuSign Agreement Cloudとは?
DocuSign Agreement Cloudは、契約や合意に関するプロセスをデジタル化するためのツール群です。数多くの製品と350以上の連携機能が統合されており、契約ワークフローの効率化を実現します。特に注目を浴びているのが最近の製品および機能のアップデートで、これによりさらなる業務の迅速化が期待されています。
最新機能の紹介
2019年の夏に導入される新機能の中で、特に注目すべきものがいくつかあります。
- - DocuSign Rooms for Mortgage
不動産業界向けの安全なデジタルワークスペースを提供し、契約プロセスの効率を向上させます。この機能は、住宅ローン業界に特化しており、従来の決済方式との差別化を図ります。
エンベロープ内のルールに基づき、自動的に別の受信者に文書を転送する機能です。この機能によって、既存のワークフローが一層簡素化されます。
公証人を特定・確認することで、契約書や証書に必要な情報を取得することが可能になります。
開発者向けに新たなAPIが提供され、最新機能へのアクセスが可能となります。
これらの新機能により、ドキュサインは契約に関するプロセスを一元管理し、リスクやコストを削減しながら、エクスペリエンスの向上を図ります。
環境への配慮
また、ドキュサインは環境保護活動も行なっています。「DocuSign for Forests」プログラムを通じて、森林保護団体などと提携し、環境への配慮を強化しています。
経営陣のコメント
CEOのダン・スプリンガー氏は、新しい機能群に対する顧客からの反響が非常にポジティブであると述べ、業界に新しい価値をもたらす自信を示しました。「DocuSign Agreement Cloudは電子署名の枠を超え、契約全体の管理を可能にする新しいソリューションです。他の業界にも大きな影響を与えると確信している」と語りました。
まとめ
ドキュサインが提供するソリューションは、特定の業種だけでなく、多様なニーズに応じたものとなりつつあります。最新の技術革新によって、より効率的で持続可能な契約プロセスが実現されることを期待しています。本イベントの成功は、引き続きドキュサインが業界のリーダーであり続けることを証明しています。