Green Carbon株式会社、ベトナムの水田プロジェクトで新たな展開を開始！

Green Carbon株式会社とHung Yen省の水田プロジェクト

Green Carbon株式会社（代表取締役：大北潤）は、ベトナムのHung Yen省にて農業農村開発局（DARD）との間で、水田プロジェクトに関するMOUを締結したことを発表しました。このプロジェクトは、水田面積最大27,000haを対象とし、カーボンクレジットの創出を目指しています。

プロジェクトの背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジットの創出に取り組んでおり、森林保全や水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減などの幅広いプロジェクトを展開しています。特にベトナムでは、水田プロジェクトを主軸に据えています。これまでNam Dinh省、Nghe An省、Vinh Phuc省、An Giang省といった6つの省で事業を進めてきた中で、今回新たにHung Yen省と提携したことが大きな特徴です。

プロジェクトの実施にあたっては、ベトナム国立農業大学（VNUA）との協力が重要な役割を果たしています。VNUAと近くのNghe An省でのプロジェクトを経験し、その成果をもとにHung Yen省のDARDとの協力が決まりました。

DARDとの連携とプロジェクトの内容

Hung Yen省のDARDは、今後のAWD（間断灌漑）プロジェクトへの協力を通じて、現地農家への支援を行います。具体的には、農家の紹介やガイダンスなど、農業の推進を図る役割を担います。一方で、Green Carbonは、地元の研究機関や大学との連携を強化し、水田から排出されるメタンガスの計測や必要なデータ収集、カーボンクレジットの発行と販売を担当します。

まずは今後10年間を見据え、Hung Yen省で最大27,000haの水田においてカーボンクレジット創出プロジェクトを展開し、これをベースにベトナム全土への拡大を推進していく計画です。

実証実験と現地活動

Hung Yen省では、既に現地視察を実施し、実証圃場の特定や初年度プロジェクト参加農家へのトレーニングが完了しています。このトレーニングはVNUAと協力して行われ、実際の農家に対する指導も行われることから、今後のプロジェクトの確実な推進が期待されています。

Green Carbonのビジョン

Green Carbonは「生命の力で、地球を救う」というビジョンを掲げ、カーボンクレジットの創出トータルサポートを提供しています。水田のメタンガス削減に関するプロジェクトは、国内外での経験を生かしつつ、持続可能な農業の発展に寄与することを目指しています。2024年度にはプロジェクトの拡大を見込んでおり、約50,000haにまで展開していく計画です。

まとめ

Green Carbon株式会社のHung Yen省での新たな水田プロジェクトは、持続可能な農業と環境保護の観点からも非常に意義のあるものであり、今後の展開が非常に楽しみです。農業農村開発局との協力を通じて、地域農家への支援とともに、環境に優しいカーボンクレジット創出を進めていきます。今後の成長と成功を期待しています。