静岡銀行のDX推進
2024-10-30 15:12:57

静岡銀行が進める金融DXを支えるジールのMotionBoard導入とは

静岡銀行が進める金融DXを支えるジールのMotionBoard導入とは



株式会社ジールは、静岡銀行と提携し、金融デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指した支援を行っています。静岡銀行は、地域密着の地方銀行として、成長戦略の一環として新たな営業支援システム「S-CRM」の導入を進めています。その中で、ジールが提供したビジュアライズツール「MotionBoard」が重要な役割を果たしています。

静岡銀行のビジョンと課題



静岡銀行は、2023年度から2027年度までの中期経営計画「Xover~新時代を拓く」を策定し、2030年までに「すべてのステークホルダーがサステナブルかつ幸福度が高まっている状態」を目指すとしています。このビジョンを実現するためには、地域の課題解決と新たな社会価値創造が不可欠ですが、そのためには営業効率の向上が求められます。

特に営業業務においては、情報の可視化や管理の効率化が課題とされています。これまでは手作業で行われていた報告業務やデータ整理が多く、負担が大きかったため、静岡銀行では新たなシステムの導入が急務でした。

MotionBoardの導入とジールの支援



静岡銀行は、効果的なデータ管理を実現するために、ジールの「MotionBoard」を選定しました。これは、営業業務に必要な計数情報の可視化や、各種データの集計・分析を行うためのツールです。特に、Excelの操作感を具現化しつつ、データベースやファイルへのデータ入力が可能であるため、ユーザーが自らデータを操作できる柔軟性が、選定の決め手となりました。

ジールは、このMotionBoardの導入に伴いる追加機能の開発にも支援を行い、S-CRMとの連携を強化しています。これにより、営業業務の効率化が進んでいます。たとえば、従来は多段階の報告プロセスを経ていたのが、MotionBoardのダッシュボードを通じて一元的に状況を把握できるようになり、迅速な意思決定が可能となりました。

導入効果と今後の展望



「MotionBoard」による計数管理の効率化が実現することで、静岡銀行では営業活動に関する課題やボトルネックを迅速に把握できるようになりました。これにより、各支店から本部までの情報伝達がスムーズになり、報告作業の負担が軽減され、行員が営業活動に専念できる環境が整いつつあります。

さらに、S-CRMを通じて、地域金融機関間のデータ活用を促進し、仲間づくりに貢献する取り組みも進められています。静岡銀行は、他の地方銀行に対してもS-CRMを活用した成功事例を共有し、地域共生を目指す活動に力を入れています。

ジールは、今後もこれまでの経験を活かし、地域金融機関がデータ強化を進められるよう、さらなるサポートを行う予定です。データを活用し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みは、地域経済にも良い影響を与えることでしょう。今後がますます楽しみです。

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静岡銀行は1943年に設立され、現在は地域のDX推進の中核を担う銀行として活動しています。一方、ジールはデータ活用を主体にしたDXコンサルティングを行う会社として、多角的な支援を実施しています。彼らの連携は、地域社会にプラスの価値をもたらす重要なプロジェクトであり、より一層の発展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社アバントグループ
住所
東京都港区港南2-15-2品川インターシティ B棟13階
電話番号
03-6864-0100

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