車いすラグビー選手・倉橋香衣が紫綬褒章を受章
株式会社商船三井に所属する車いすラグビー選手の倉橋香衣が、令和6年度の紫綬褒章を受章しました。この栄誉は、パリ2024パラリンピック競技大会において史上初の金メダルを獲得したことに対するものです。これにより、倉橋選手は日本のスポーツ界で一つの金字塔を打ち立てました。
紫綬褒章は、科学技術や学術、スポーツ、芸術文化の分野で優れた業績をあげた人に贈られる名誉ある賞です。倉橋選手は、多くの人々に感動を与えたその成績によってこの素晴らしい栄冠を手にしました。
倉橋香衣選手のコメント
受章の際、倉橋選手は「栄誉ある紫綬褒章を受章し、大変光栄に思っています。私一人の力ではなく、皆様のサポートがあったからこそ頂けたものです」と感謝の気持ちを表しました。そして、「この褒章に恥じることのないよう、これからも自分自身の成長と車いすラグビーの発展のために努力していきたい」と意気込みを新たにしました。
これまでの主な成績を振り返ると、倉橋選手は2018年に世界選手権での優勝、2021年の東京2020パラリンピックでの銅メダル獲得、2022年の世界選手権での3位、そして2023年のアジア・オセアニアチャンピオンシップでの優勝を果たしてきました。
倉橋選手の背景
倉橋香衣選手は1990年に兵庫県で生まれました。彼女のアスリートとしての旅は、大学時代にトランポリンの事故で頚髄を負傷したことから始まりました。その後、リハビリを経て車いすラグビーに出会い、2016年に株式会社商船三井に入社しました。現在は人事部に所属しながら、2017年に日本代表として車いすラグビーの世界に足を踏み入れました。
選手として、倉橋選手は女子選手として唯一の日本代表に選出され、特に2018年の世界選手権での優勝と、2021年の東京2020パラリンピックでの銅メダル獲得に大きく貢献しました。そして、ついに2024年に開催されるパリパラリンピックで悲願の金メダルを手にし、輝かしい成果を収めました。
倉橋選手の活躍は、同じ障害を抱える人々に勇気を与え、スポーツの可能性を広げる大きな力となっています。今後の彼女のさらなる成長とチームへの貢献が期待されます。
倉橋選手の公式サイトはこちら:
倉橋香衣 OFFICIAL SITE