国内の真贋鑑定市場をリードする「フェイクバスターズ」への注目
近年、偽ブランド品の流通が問題視される中、正規品との真贋を見極める手段として真贋鑑定の需要が高まっています。このような中、国内市場で圧倒的なシェアを誇る真贋鑑定サービス「フェイクバスターズ」が、鑑定証明書を大幅にリニューアルしました。提供元であるIVA株式会社(東京都渋谷区)が仕掛けるこのサービスは、利用者に安心感を与えるための確実な取り組みとして注目されています。
リニューアルの主なポイント
新たにリニューアルされたコンプリート鑑定の証明書では、まず改ざん防止機能が強化され、証明書自体の信頼性と安全性が向上しました。具体的には、鑑定対象商品の実物写真が証明書に添付されることで、観賞用だけでなく実用的な個体識別性が高まります。そして、専用の印刷台紙を採用し、特製ホログラムシールとのエンボス加工(型押し)の組み合わせにより、証明書の偽造や改ざんのリスクを大幅に低下させる工夫が施されています。
また、証明書のサイズが従来のA4から持ち運びや保管が容易なA5サイズに変更され、柔軟な配送対応も実現されています。これにより利用者の利便性が向上し、「フェイクバスターズ」への信頼度も一層深まることが期待されています。
コンプリート鑑定の魅力
「フェイクバスターズ」のコンプリート鑑定は、郵送によるサービスで提供されています。鑑定チーム、AI技術、そして専門機器を駆使して高い精度を実現し、消費者が安心して利用できる体制を整備しています。正規品と認定された商品には、シリアルナンバー入りのフェイクバスターズタグが装着され、鑑定証明書とともに届けられます。このため、購入時や再販時の信頼性が非常に高まります。
さらに、アプリからも簡単にコンプリート鑑定を申し込むことができ、鑑定証明書の確認もスムーズに行えます。本サービスは安心と信頼を提供する姿勢が強く、風評被害を避けたい消費者にとって非常に心強い存在です。
進化を続ける「フェイクバスターズ」
「フェイクバスターズ」は、その高精度な鑑定により、これまでに180万件を超える真贋鑑定を行ってきました。特に、スニーカーやアパレル、ラグジュアリーブランド、トレーディングカードなど、様々な分野での鑑定に対応しているのは、そのサービスの幅広さを示すデータです。最近では、台湾と中国に法人を開設するなど、海外市場への展開も進めています。これに伴い、多様な国々のユーザーに向けて、英語や中国語、韓国語などの多言語対応も行い、より多くの消費者が利用しやすい体制を築いています。
代表取締役の思い
相原嘉夫CEOは、アパレル関連の事業から経験を得て、スニーカー市場の「フェイク問題」に注目し、2019年に「フェイクバスターズ」を立ち上げました。彼は、AIと鑑定士の協力によって真贋鑑定を実現しており、「Forbes JAPAN 30 Under 30」にも選出された実力者です。このようなリーダーシップが、サービスの品質向上を図り、より安心・安全な市場環境を目指す要因となっています。
未来への展望
「フェイクバスターズ」は、今後もサービスや機能の強化を図りながら、消費者にとっての安全を確保しつつ、真贋鑑定業界の健全化を推進していきます。偽造品が蔓延する中で、正規品を守るためのネットワークの強化が求められます。消費者にとって、真正品の安心を担保する重要な役割を果たす「フェイクバスターズ」の動向から目が離せません。