株式会社RelicがAI Transformation Groupを設立し、新規事業開発を加速する

新たなAI活用のフロンティアへ

事業共創を進める株式会社Relic（本社：東京都渋谷区）は、2023年に「AI Transformation Group」（以下、AXグループ）を設立。これは、AI（人工知能）や大規模言語モデル（LLM）を駆使して新たな事業創造とデジタルトランスフォーメーション（DX）をテーマにした専門組織です。

AXグループの目的と背景

現在、AI/LLM市場は急速に成長しており、多くの企業がこの分野での利用を模索しています。しかし同時に、倫理的な問題や法対策、データ集収、AI人材の不足といった様々な課題も浮上しています。PwC Japanの調査によれば、特に人材不足とノウハウの欠如が大きな壁とされています。

Relicでは、AIの効果的な活用のカギとして「適切なユースケースの選定」が重要だと考えています。これを踏まえ、AXグループはビジネスと技術の両面から、早期検証を通じてリスクを最小限に抑える支援を行います。

AXグループの機能と活動

AXグループでは、国内外の事例を調査しながら、アイディエーションからプロトタイプの構築までを一貫してサポートします。ビジネス部門と技術部門の連携により、新規事業やDXの戦略立案から実行までを円滑に進めます。これにより、企業は新たな価値を創造し、競争力を強化することができます。

特に、攻めのDXは新たなビジネスモデルや収益源を生み出すことを目的としており、AIやIoTなどのデジタル技術を駆使したアプローチが求められています。たとえば、製造業ではIoTを活用したサブスクリプションモデル、リテール業ではAIを用いたパーソナライズサービスなどが考えられます。

具体的な取り組み

AXグループは、すでに複数のプロジェクトに着手しており、その中にはコンシューマ向けAIエージェントの企画支援や、マーケティングリサーチ業務の効率化、AI画像解析サービスの検証が含まれています。

実績と今後の展望

Relicはこれまでに4,000社以上のクライアントに対し、新規事業開発やAIを活用したDX支援を行ってきました。2023年9月には生成系AIやその他先端技術の研究開発専門組織を発足し、その活動を拡大しています。また、来年8月からは「AI Transformation Studio」というソリューションも提供予定です。これらの取り組みを活かして、AXグループはより一層のAI/LLM活用を促進する方針です。