77歳の著者が語る「老人」の実情
エッセイストの勢古浩爾氏が、その新刊『おれは老人?』(清流出版)で取り上げたテーマは、多くの人が抱える年齢に対する意識の相違です。この本は2025年1月21日に発売され、77歳の著者が自らの経験を通じて、老後についてのリアルな姿を描いています。
自分を「老人」とは思わない
多くの高齢者が「自分は老人ではない」と感じているという衝撃の真実。勢古氏も自身のことをじじいとは思っていないようです。彼の中で、年を重ねることに対する考え方は非常に前向きで、「生きているだけで愉しい」と語ります。
新しい「じいさん」の姿
第二章では、現代の高齢者像について考察します。昔の高齢者は、自分をどう捉えていたのでしょうか?ユニクロの服を着た老人や、自己を大切にすることを強調した生き方の進化が取り上げられています。
ライフスタイルの多様性
「みんな好きに生きている」という章では、著者がモデルとする老人像が提示されます。彼自身が「好きに生きればいい」と叫ぶ様は、多様な生き方の大切さを教えてくれます。
心と体のギャップ
「心は若いが身体が老けている」という現実に苦しみながら、勢古氏は自身の不調を語ります。特に、ペットボトルの蓋が開けられないなどの日常的な困難が紹介されています。このような体験は、多くの人が共感する部分です。
救急車と向き合う体験
著者は生涯二度目の救急車を呼んだ際の体験を綴り、老いることへのリアルな感覚を伝えます。こうした体験から何を学べるのか、どこに感謝をし、どう進むべきかを考えるきっかけとなるでしょう。
メディアとの距離
著書では、ニュースやテレビとの関係もテーマになっています。情報に触れず過ごすことの有用性を彼は強調し、特に負の情報がもたらす影響について鋭く追求します。
人生の意味を求めて
最後の章では、「意味も価値もない人生でも、静かに生きることが大切」との思いが表現されています。著者は余計なストレスから解放されて平穏な暮らしを願いながらも、それを実現する難しさを感じています。
皆さんも勢古浩爾氏の視点を参考にし、年齢に対する考え方を新たにしてみてはいかがでしょうか。高齢者が抱える内面的な葛藤に対し、理解を深めることができるかもしれません。生きることの楽しみを見出す手助けにもなる一冊です。
書籍情報
- - 書名: おれは老人?
- - 著者: 勢古浩爾
- - 出版日: 2025年1月21日
- - 定価: 1,760円(税込)
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