オフィス家具大手の株式会社オカムラは、2024年7月16日付で、シンガポールのオフィス向けデザイン・内装工事会社DB&B Holdings Pte. Ltd(以下、DB&B社)の株式を追加取得し、完全子会社化することを発表しました。
オカムラは、2021年9月2日にDB&B社の発行済株式の70%を取得し、子会社化していました。今回の追加取得により、残りの30%を取得し、完全子会社化となりました。
オカムラは、中期経営計画において「市場に根ざした海外事業の展開」を掲げており、北米、中国、アセアンを重要取り組み市場としています。DB&B社は、中国とフィリピンにも展開する中堅のオフィス向けデザイン・内装工事会社で、高いデザイン力と顧客基盤を持つことで知られています。
オカムラは、今回の完全子会社化により、DB&B社の高いデザイン力と顧客基盤を活かし、中国・アセアン市場におけるオフィス家具事業を強化していく方針です。
具体的には、DB&B社を事業プラットフォームとして、中国・アセアン市場におけるオフィス家具のニーズを把握し、同市場向け戦略製品の開発・生産・販売を展開していく予定です。
また、オカムラはDB&B社に4名の取締役を派遣しており、今後両社の連携を強化することで、シナジー効果を生み出すことを期待しています。
今回の完全子会社化は、オカムラの海外事業強化に向けた重要な一歩となります。今後、オカムラはDB&B社との連携を強化し、中国・アセアン市場における事業拡大を目指していく予定です。