サンロッカーズ渋谷が新たな舞台へ
プロバスケットボールチーム、サンロッカーズ渋谷はついに新たな一歩を踏み出すことを発表しました。2026年7月1日より、これまでのホームタウンである東京都渋谷区から江東区へ移転することが、2024年9月10日に開催されたB.LEAGUE理事会で正式に承認されました。この動きは、サンロッカーズ渋谷が新たな挑戦と成長を目指す中での重要な転機となります。
移転とともに、サンロッカーズはトヨタアルバルク東京と共同で「TOYOTA ARENA TOKYO」をホームアリーナとして使用することにも合意しました。このアリーナは東京都江東区の青海に位置し、サンロッカーズ渋谷は2026-27シーズンからホームゲームをこの新アリーナで開催することになります。これにより、サンロッカーズ渋谷はアルバルク東京と強力なパートナーシップを結び、地域やスポーツの活性化に寄与していくことを目指します。
新リーグ構想への適応
新たなホームアリーナの選定は、B.LEAGUEの新リーグ構想「B.革新」において非常に重要です。サンロッカーズ渋谷は、入場者数や売上といった審査基準を既にクリアしており、残すはアリーナの基準となります。トヨタアリーナを使用することで、この基準もクリアするための申請を行いました。審査結果は2024年10月17日発表予定ですが、強固な基盤の上に新たなスタートを切ろうとしています。
期待される新しい地域との関係
江東区へのホームタウン移転に関して、代表取締役社長の神田康範氏は多くの関係者への感謝の言葉を述べています。神田氏は、渋谷区の長谷部区長や江東区の大久保区長、さらには東京ユナイテッドバスケットボールクラブの家本代表の協力を得て移転が実現したと語っています。これにより、江東区を拠点として地域社会と一緒に盛り上げていく準備が整いました。新たにクラブの色を江東区に根付かせるための活動が期待されます。
既存のファンへの配慮と新たな挑戦
それでも、サンロッカーズ渋谷は2025-2026シーズンまでは従来のアリーナ、青山学院記念館でのホームゲームを続けます。ファンにとっては今までのホームゲームの体験が引き続き楽しめるのは朗報です。移転によるクラブ名の変更も検討されていますが、具体的な内容はまだ未定です。
まとめ
サンロッカーズ渋谷は、江東区へのホームタウン移転とトヨタアリーナでの新たな共存により、さらなる飛躍を目指しています。試合を通じて地域コミュニティとの結びつきを深め、バスケットボールを通じて新しい文化を創造することを目指す彼らの挑戦に期待が高まります。今後の展開に注目が集まる中、サポーターとともに新たな歴史を築いていくことを願っています。