千葉工業大学での特別講義に挑む木継則幸氏の革新
株式会社インフォバーンのクリエイティブ・フェローである木継則幸氏が、2025年12月4日に千葉工業大学大学院創造工学研究科デザイン科学専攻において特別講義を行います。この講義のテーマは「デザインと社会実装」であり、デザインに関する革新を追求します。
デザインとテクノロジーの融合
千葉工業大学大学院創造工学研究科では、デザインとテクノロジーの融合を基にした独自の教育研究が進められています。木継氏が担当する「デザイン先端技術特論」では、全分野の大学院生が対象となります。この講義では、ジャーナリズムやビジョンデザイン、サービスデザイン、ソーシャルイノベーションといった多様な領域を横断し、現代のデザインが果たす役割を深く探ります。
デザインの未来を考察する
現代社会においてデザイン科学は、複雑な社会問題の解決策や新たな価値提案、さらにはテクノロジーとの人間中心的な統合を通じて、ますます重要な役割を担っています。本講義では、木継氏が関わってきたデザインリサーチ、システムデザイン、実社会との連携プロジェクトの具体例を交え、参加する大学院生たちと共にデザイナーがどのように社会と関わり、自身の専門性を社会変革へと応用できるかを議論します。
木継則幸氏のプロフィール
木継則幸氏は株式会社インフォバーンでクリエイティブ・フェローとして活動しており、雑誌『WIRED』日本版でのアートディレクターを経て、現在は事業開発においてビジョンメイキングからエクスペリエンスデザイン、サービスデザインに至るまでの一貫したプロセスデザインによる価値創出プロジェクトを推進しています。ゆかりの展示会ではSFMoMAやミラノサローネに作品を出展しており、NY ADC Awardや文化庁メディア芸術祭の受賞歴もあります。サンフランシスコ近代美術館にパーマネントコレクションとして作品が所蔵されています。
インフォバーンの企業理念
株式会社インフォバーンは、デザインとコンテンツを駆使して企業の価値創造を支援するパートナーです。1998年からの活動を通じて培った編集力とデザイン思考を基に、企業の課題解決に貢献しています。ブランディングやデザインコンサルティングに加え、顧客との関係を深めるためのコミュニケーションデザインやダイナミックなコンテンツプロデュースまでもが、インフォバーンの強みです。
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この特別講義は、デザインと社会の接点を見つけ、新たな視点での創造を促進する貴重な機会となることでしょう。大学院生たちは木継氏との対話を通じて、自らの専門性をどのように社会実装に役立てていけるか、多角的に考察することが期待されます。