つくば市の防災実験
2025-05-12 11:22:53

つくば市でデジタルサイネージを用いた防災実証実験が始動

つくば市でデジタルサイネージを活用した防災実証実験が始まる



茨城県つくば市では、2025年5月から2028年3月までの期間に、デジタルサイネージを利用した防災啓発や避難支援の実証実験が行われることが発表されました。この取り組みは、AI技術を用いて混雑状況を可視化し、災害時の避難をよりスムーズにすることを目的としています。

このプロジェクトは、株式会社バカンと協力して進められており、サイネージにて気象情報や防災に関するコンテンツが配信されるほか、市民へのお知らせも行われます。特に、災害発生時には、周辺の避難所の所在や混雑状況をマップ型で表示し、迅速な避難をサポートします。

背景と重要性


近年、自然災害の発生頻度が増加しており、日常的な防災意識の向上が求められています。バカンは、避難所のデジタル化に関する多くの実地研究を行ってきました。200以上の自治体で導入されている避難所の混雑状況を可視化する技術は、きわめて効果的です。つくば市におけるこの取り組みは、防災意識を高め、安全な避難行動を促進することを目指します。

具体的には、つくば市役所の庁舎や市民窓口センターの3箇所にデジタルサイネージが設置され、そのサイネージを通じて、平時には気象情報や防災関連のコンテンツが配信されます。災害時には、避難所マップと共に、混雑状況も表示されるため、避難行動を容易に行えます。

実証実験の詳細


実証実験は2025年5月から2028年3月にかけて行われる予定です。サイネージには、通常時に700以上の行動示唆コンテンツが掲載され、注意報や警報が発令された際にはそれに応じたコンテンツが自動で表示されます。これにより、市民は必要な情報をリアルタイムで受け取ることができ、防災に対する意識も高まります。

また、避難所開設時には、『VACAN Maps』を活用して近隣施設の空きや混雑状況を把握できる機能も設けられています。この技術は、2023年の台風や地震の際にも導入され、多くの自治体で実績を重ねています。これにより、住民が適切な避難行動を取れるようになります。

今後の展望


今後はより多くの自治体との連携を深め、避難所運営のサポートを強化していくとともに、日常生活に便利な機能を提供するVACANサービスの拡張も目指します。この取り組みを通じて、つくば市は市民の安全を守るだけでなく、災害対策をより強化することが期待されています。

会社紹介


株式会社バカンは、東京千代田区に本社を置き、AIを活用した様々なサービスを提供する企業です。避難所の混雑情報を管理・可視化し、待つ時間を減らすことを目指しています。今後の展開にも注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社バカン
住所
東京都千代田区麹町2-5-1半蔵門PREX South 3F
電話番号
03-6327-5533

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