新型コロナウィルスが飲食業界に与えた影響
2020年6月1日時点での調査によると、飲食業界特化型求人サイトでの掲載求人数は、2月1日と比べて約30%減少したことが明らかになりました。この減少は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響が色濃く反映されています。
求人掲載数の推移
具体的には、以下のような掲載求人数の推移が見受けられました。
- - 2020年3月: 前月比9.3%増
- - 2020年4月: 前月比10.6%減、2月比1.1%減
- - 2020年5月: 前月比15.1%減、2月比16.0%減
- - 2020年6月: 前月比16.2%減、2月比29.6%減
これを見ると、2月の段階ではまだ安定していた飲食業界の求人は、3月以降、急激に減少し続けていることがわかります。この影響を受けて、多くの飲食店は営業自粛を余儀なくされ、従業員の一時休業や解雇が相次ぎ、新規採用の活動も事実上停止しました。
一部で見られる需要の変化
ただし、全ての飲食店が同じ状況にあるわけではありません。テイクアウトやデリバリーの需要が高まる中で、業態を変更した店舗では新たな採用活動を強化する動きもあります。特に、料理を家で楽しむスタイルが浸透し、そうしたニーズに応える飲食店の求人は増えている傾向があります。しかし、業界全体としては、依然として求人は厳しい状況が続いています。
令和時代の飲食業界の変革
緊急事態宣言が解除され、徐々に街にも人が戻りつつある6月、東京都では飲食店への要請が朝5時から夜10時までの短縮営業に移行しました。この新たなビジネス環境で、飲食店は多くの面で運営方法を見直す必要があります。
具体的には、入店者数の制限を始め、パーテーションの設置、衛生管理の強化、非接触型決済手段の導入などが求められています。これらの対応策が採用活動や労働環境に与える影響については、今後も継続的に調査を行っていく必要があります。
ジョブサマリーとは?
今回の調査結果を支えているのが、業界特化型の求人アグリゲーションサイト「ジョブサマリー」です。このプラットフォームは、複数の媒体を利用することなく、特定の業界や属性に関する求人情報を一括で検索・閲覧できるのが特徴です。専門スキルを持つ人材を求める企業と、明確に働きたい業界を持つ求職者との理想的なマッチングを目指しています。
詳細は、ジョブサマリー@飲食・フード版(
https://food.job-summary.jp)をご覧ください。
会社について
このプラットフォームを運営しているのは、株式会社クレアシアです。代表の高橋祐香が率いるこの会社は、飲食業界に特化した求人情報の提供を通じて、求職者と企業の橋渡しを行っています。詳しい情報は、会社公式サイト(
https://creaxia.co.jp)で確認できます。
今後、この困難な時代をどのように乗り越えていくのか、飲食業界の動向に注目が集まるところです。