大阪けいさつ病院、女性医師が中心の診療体制を強化
大阪市天王寺区に位置する大阪けいさつ病院が、2026年4月より「骨盤底機能再建センター」を独立した診療センターとして再編成することが決定しました。この新センターでは、泌尿器科領域の中でも特に子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤といった骨盤臓器脱や、尿失禁や過活動膀胱のような排尿障害に対して、これまで以上に専門的な対応が可能になります。
女性医師による専門診療
このセンターでは、2024年度から女性医師が主導し、過活動膀胱に対する仙骨神経刺激療法(SNM)を提供しています。これまでに7名の患者に対してこの治療が行われており、今後さらなる診療体制の強化が期待されています。
過活動膀胱について
過活動膀胱(OAB)は、急に強い尿意を感じたり、頻繁にトイレに行く必要がある状態を指します。この症状は時として日常生活に大きな影響を与えることがありますが、「恥ずかしくて相談できない」と感じる方が多いため、しばしば悩み続ける原因となっています。
そこで、大阪けいさつ病院では、薬による治療が効果的でない患者や副作用で薬を服用できない方のために、仙骨神経刺激療法(SNM)という新しい治療法を提供しています。
仙骨神経刺激療法とは?
SNMは、膀胱や尿道の正常な働きを取り戻すための治療法で、小型の刺激装置を用いて微弱な電気刺激を仙骨神経に送ります。この治療は欧米で広く普及していますが、日本でも徐々に導入が進んでいます。刺激装置のサイズは非常に小さく、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。
さらに、2022年11月以降、条件付きで全身MRI検査にも対応できる体制を整えており、治療後のフォローアップにも柔軟に対応します。
2段階治療の安心感
SNMは2段階に分けて進行する治療です。第一段階では試験刺激を実施し、治療が適しているかどうかを確認します。効果が見られた場合にのみ、第二段階として本治療へ進みます。このように段階的に進めることで、患者が納得のいく形で治療を受けられる点が特徴です。
女性医師による安心の診療環境
泌尿器科の受診をためらう女性患者が多い中、大阪けいさつ病院では専門の女性医師が一貫して診療を行っています。そのため、安心して相談できる環境が整っています。治療の適応は男女問わず、多くの方が相談可能です。
医師のコメント
副センター長の本郷祥子医師は、「多くの方が恥ずかしさから過活動膀胱の症状を隠している状況があります。そうした方々が安心して相談できる場所を提供したい」と語っています。治療を受けられた患者からは、「言いづらかった悩みを話せた」との声も多く寄せられています。
SNSでの拡散も期待
この新しい診療体制は、特に女性にとって大きな助けになるでしょう。過活動膀胱に悩んでいる方は、ぜひ気軽に相談してみてください。大阪けいさつ病院のホームページでも詳細な情報が提供されています。
お問い合わせ
詳しくは、大阪けいさつ病院の骨盤底機能再建センターまで。電話番号は06-6771-6051です。あなたの健康をサポートするために、こちらでお待ちしています。