韓国最大手DSPが日本法人を立ち上げ、広告ビジネスを本格スタート
韓国最大手DSP、ワイダープラネットが日本法人を設立
韓国最大手のデジタルサービスプロバイダ(DSP)であるワイダープラネットが、日本での広告ビジネスを本格化させるために日本法人を設立しました。この新たな展開は、広告主に向けたターゲティング広告の提供を目的としており、特に「TargetingGates」と呼ばれる広告プラットフォームに注目が集まります。
TargetingGatesの特徴と利点
「TargetingGates」は、ワイダープラネットが運営する広告プラットフォームで、日本国内だけでなく、海外市場への広告配信も可能にする製品です。このプラットフォームは、ビッグデータ分析技術を活用して、ユーザーの行動や嗜好に沿った広告を最適なタイミングで配信します。ユーザーターゲティング、リターゲティング、コンテクスチュアルターゲティングなど多様な広告戦略を提供し、それぞれのキャンペーンに応じた最適なソリューションを展開します。
このプラットフォームは、韓国国内の5,000社以上の広告主が利用しており、PCとモバイル合わせて20,000以上のメディアに広告を配信する能力を誇っています。また、独自のアルゴリズムによって、広告キャンペーンの効果を自動で最適化し、広告出稿時の費用対効果(ROI)を最大限に引き上げることが可能です。
日本市場へのアプローチ
ワイダープラネットの日本法人は、韓国市場向けの広告配信を希望する日本の広告主に対してもサポートを実施していく計画です。特に、インバウンド関連企業やEC関連企業、スマートフォンアプリの運営企業など、日本から韓国市場への広告展開を望むクライアントに向けて、ターゲット層を絞った効果的な広告を提供していく方針です。
さらに、日本国内での広告主向けには、日本語対応の広告配信プラットフォームを提供し、国内のSSP(サプライサイドプラットフォーム)との提携を通じて、国内メディアへの広告配信を可能にしています。これにより、日本の広告主も便益を受けることが期待されています。
リーダーシップと今後の展望
今年3月に日本法人を設立したワイダープラネットでは、鳥井武志氏が代表取締役社長に就任しました。彼はこれまでYahoo! JAPANやエクスペリアンジャパンなど、アドテクノロジー関連の事業責任者を歴任しており、その豊富な経験を活かして、日本市場における広告主開拓と「TargetingGates」の普及に努めていく意向です。
まとめ
ワイダープラネットの日本進出は、韓国の強力な広告プラットフォームを日本市場へ持ち込むことで、双方の広告主に新たな機会を提供し、ビジネスの発展を促進するものと期待されています。今後も、ワイダープラネットが日本市場でどのように成長し、影響を及ぼしていくのかが注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ワイダープラネット
- 住所
- 東京都千代田区霞ヶ関3-2-5霞が関ビルディング5階 L-05
- 電話番号
-
03-3503-0355