完全オンライン進学校「シン・ガッコウ Schorbit」の新たな挑戦
2026年1月に新たに開校予定のオンライン進学校「シン・ガッコウ Schorbit(ショービット)」が、物理的な通学なしでも難関大学合格に必要な学力と学習習慣を形成できるかを検証する実証実験(PoC)を開始します。この新しい学習モデルの一環として、高校年代のモニター生を募集しており、教育界に新風を巻き起こすことを目指しています。
オンライン教育の必要性
今や、YouTubeなどで一流講師の授業が無料で見られる時代に突入しました。それにもかかわらず、高校中退や通信制高校の生徒は難関大学への進学が難しい現実があります。文部科学省によると、不登校の小中学生は約34万人、通信制高校生は29万人に達し、厳しい教育環境が問題視されています。このような背景から、学校という「箱」がなくても学べる環境が求められています。代表の伊藤尭は、孤独感や迷いが生徒の進学を妨げる要因だと考え、仲間と共に学び、助け合える環境の重要性を強調しています。
検証する仮説
シン・ガッコウでは、以下の2つの仮説を基に進学支援の可能性を探ります。
1. ピア効果を生むコミュニティ
仲間とのつながりが生徒のモチベーションを高めると考え、互いの学習進度を可視化することで、孤独感を克服し、自主的な学習を促進します。
2. メンタリングの導入
必要な学習リソースを見極めることは初学者には難しいため、パーソナルな伴走者が必要です。このプログラムでは、生徒が自己管理しやすいようにサポートし、メンタルや意識の変容も促します。
プログラムの内容
参加者は、完全にオンラインの環境で学びます。Microsoft Teamsを利用した「デジタルキャンパス」で、以下のような活動を行います。
- - 生活支援: 日課を定めて安定的な生活習慣を確立
- - 学習支援: 個別最適化された指導と面談
- - 協働課外活動支援: 自発的な仲間との関係構築
- - 進路支援: 大学入試対策とキャリア教育を並行実施
この実証実験では、3ヶ月間で学力の向上、学習習慣の確立、メンタルの変容を測定し、オンライン進学モデルの有効性を示そうとしています。
代表者の思い
代表の伊藤尭は、オンライン教育の新たな可能性に期待を寄せています。教育の役割が変わりつつある中で、彼はこのプログラムを通じて、現代のさまざまな困難を抱える学生たちの支援を行い、未来のリーダーを育成したいと考えています。
参加者の募集
シン・ガッコウは、2026年1月からのプログラムへの参加を希望するモニター生を募集中です。興味のある方は公式ウェブサイトでのエントリーを歓迎しています。
新たな学びの形が、どのように未来の教育に影響を与えるのか、私たちも注視していきたいと思います。進学校の「アップデート」を目指すシン・ガッコウの挑戦に期待が高まります。