日本メドトロニックが推進する職場リスペクトの重要性
東京都港区に本社を置く日本メドトロニック株式会社は、社員一人ひとりがその能力を最大限発揮できる環境作りに力を入れています。2023年からは、職場におけるリスペクト、「Respect in the Workplace(RIWP)」と呼ばれる取り組みを開始しました。この取り組みは、医療機器を通じて人々に貢献する企業理念に基づき、社員の行動変容やエンゲージメント向上を目指しています。
背景と目的
メドトロニックは「人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばす」というミッションを掲げており、この目的を達成するためには、多様な価値観を持ち寄ることが重要です。そして、そのためには社員がお互いに敬意を持って接し、理解し合うことが必要だと考えています。RIWPプロジェクトは、こうした文化を根付かせるための基盤として、「礼儀正しく」「丁寧に」「公平に」「プロフェッショナルに」といった柱を設けております。
具体的な取り組み
RIWPにおいては、人事チームがさまざまな施策を行っています。具体的には、ガイドラインの作成や研修の実施、社内調査、月次リーダーメッセージの発信等があります。さらに、社員の中から有志を募り、コアメンバーを形成し、交流会や講演会を通じてリスペクトの輪を広げています。このような活動を通じて、職場内のリスペクト文化を育てることを目指しています。
調査結果
RIWPの取り組み成果を測るため、全社員を対象にした年次調査「リスペクト&ハラスメントサーベイ」を実施しました。最近の2025年の調査結果では、回答率は81%に達し、前年からの大幅な増加が確認されました。この調査を通じて、RIWPに対する知識や理解が深まっていることが明らかになり、特に「リスペクトを意識した行動を取っている」と答えた社員が96%に達したことは、日常的な実践が広まっている証左といえます。
また、「所属している組織にRIWPが浸透している」と感じている社員も81%に達し、年々その認識が高まっています。更に、RIWPが浸透することで職場環境が良くなったと感じる社員も増加しており、明確な成果が出ています。
RIWPの活動体制と今後の方向性
RIWPの活動は、プロジェクトスポンサーとリーダーを中心に、有志のコアメンバーと推進委員が共に取り組んでいます。職場文化の改善は社員それぞれの意識改革から始まるとの信念のもと、この取り組みを進めています。
今後も、RIWPはハラスメントを未然に防ぎつつ、社員間のコミュニケーションを改善し、仕事の生産性や創造性を高める重要な手段と位置付けられています。メドトロニックはこのリスペクトの文化を社外にも広め、より良い社会の実現を目指しています。
まとめ
日本メドトロニックは、社員が活き活きと働ける環境を作り上げるためのリスペクトの取り組みを幅広く推進しています。これにより、企業全体のエンゲージメントを高め、最終的には社会全体の発展に寄与することを目指しています。これからも、共に成長し、より良い未来を築いていくための努力を続けていく所存です。