マテリアル、マーケティング特化型デューデリジェンスサービスを発表
株式会社マテリアルは、マーケティングコミュニケーションを中心としたビジネスデューデリジェンスサービスを2025年3月19日より開始することを発表しました。このサービスは、市場調査や事業評価、そして事業計画の精緻化を通じて、企業の戦略的意思決定を後押しすることを目的としています。
成長する日本のM&A市場
近年、特に日本のM&A市場が急成長しており、2024年度には過去最高の成約件数が見込まれています。特に、プライベートエクイティ投資は、取引総額が5.9兆円に達し、日本のM&A市場の約3割を占めるまでになりました。このような成長に伴い、企業のマーケティング活動も複雑になり、適切な企業価値の評価や事業投資後のマーケティング戦略の立案が求められています。
この背景からマテリアルは、各種専門企業との連携を視野に入れたデューデリジェンスサービスを立ち上げることを決定しました。また、消費者行動調査に強い株式会社アスマークとの連携により、より高品質なサービスを提供することが可能となります。
サービスの概要
新しいデューデリジェンスサービスの概要は以下の通りです。
1.
投資検討先企業に対するデューデリジェンスサービス
PEファンド向けに、選定されたパートナーと連携して提供します。
2.
新規事業における市場調査
新規事業やM&Aを検討する企業向けに市場と事業についての詳細な調査を行います。
3.
既存事業の戦略立案支援
ブランド成長やリブランディングを進めたい企業向けに、戦略の立案をサポートします。
マテリアルのビジョン
マテリアルの役員である関航氏は、「ストーリーテリングの手法を駆使し、ブランドとそのステークホルダーとの関係を深めることが重要」と述べています。彼は、企業が売り上げ向上のためのパートナーシップを強化する機会をこの新サービスに見出していると強調しました。
また、マテリアルは先駆的な戦略の提案を通じて、マーケティング効率やアプローチの革新を目指しています。関氏は、「このたびのアスマークとの提携により、多くのブランドに価値を提供できることを楽しみにしています」とコメントしています。
無料相談会の開催
さらに、マーケティングに関する悩みを持つ企業に向けて、有限の無料相談会も実施されるとのことです。10社限定で行われ、マーケティング戦略の立案や課題解決に向けた具体的なアドバイスが受けられます。詳細についてはマテリアルの公式サイトを参照してください。
アスマークとマテリアル
アスマークは、データを活用した多様な市場調査を行い、クライアントの成長を支援する企業です。その革新的な調査手法や分析力と、マテリアルのブランディング能力が組み合わさることで、企業のニーズに応えるサービスが実現します。今後、両社の連携がどのように発展していくのか注目が集まります。
株式会社マテリアルは、マーケティングコミュニケーションを主軸としたブランドビルディング企業として、さらに成長していくことでしょう。マーケティング領域特化型のデューデリジェンスサービスが、企業の業績向上に貢献することが期待されます。