人事向け心理学書が登場！現場での実践的な活用法を紹介

人事向けの新著が発売決定

株式会社リーディングマークの専門役員であり、組織心理研究所の所長である佐藤映氏の初著書『実務のあらゆる場面で活用できる「人事」のための心理学』が2025年12月19日に全国の書店とオンライン書店で発売されます。この本は、人的資本経営や採用難、早期離職、エンゲージメント向上といった現代の人事が抱える課題を、心理学の視点から解決策を提示しています。

心理学を活用した判断の軸を提供

近年、人事の仕事はことのほか多岐にわたったテーマを扱うようになっています。具体的には、人的資本経営や採用、メンタルヘルス、マネジメントなどです。しかし、それぞれのテーマにおいては課題が流動的であり、同じ施策でも環境や組織の状況によって異なるため、専門的な知識を持っていない人事担当者には不安が残ります。

この本では、心理学の知識を理論として覚えるのではなく、現場の対話や意思決定に活かすための判断の軸としての使い方が整理されており、採用、定着、働きがい、目標管理、メンタルヘルスという人事の主要テーマに沿った内容が展開されています。特に、専門知識がなくとも理解できるよう配慮されています。

本書の主要な特徴

著書は現場に即したアプローチをとり、まず「科学の知」と「臨床の知」について、どのように往復して適用していくかを解説します。本書では、4つの心構えを示し、実務者がその枠組みを基にして自らの環境に合わせた運用ができるようにしています。

また、日常的に直面する人事の典型的なシーンに基づいて、各章にインデックスし工夫されています。採用、選考、配属、働きがい、マネジメント、メンタルヘルスに至るまで、それぞれの領域における具体的な事例を挙げ、実際に試せるヒントやアイデアが豊富に提供されています。この本では、理論の紹介は最小限に抑え、現場で使えるアプローチを中心に展開されています。

セミナーでの新たな出発

著者の佐藤氏は、本書の出版を記念して無料オンラインセミナーを開催します。このセミナーでは、著書の基本的な内容を短時間で振り返り、実務をさらに深めるための手助けを行います。質疑応答の時間も設けられ、参加者には具体的な解決策が提示されることでしょう。セミナーは2025年12月24日（水）に行われる予定です。

著者の意図

佐藤映氏は、「人事の仕事は正解がなく、流動的で不安になりやすい」と感じており、本書では心理学を知識としてではなく、現場の状況を把握し、対話を進め、試行錯誤するための判断の軸としてまとめています。読者が手にしたときに、人や組織について考える際の迷いが少しでも整理され、次に何を選ぶべきか明確にできることを願っているとのこと。

書籍の詳細情報

本書のタイトルは『実務のあらゆる場面で活用できる「人事」のための心理学』、著者は佐藤映氏、定価は2,200円（税込）、全352ページとなり、心理学や人事実務に関心のある方にとって、実務に使える知識を身に付ける大きな一冊となるでしょう。

この機会に、ぜひ新しい視点を得るための一助として手に取ってみてはいかがでしょうか。