平和の創出を目指す「Peace ENJIN 2025 in 広島」
2025年10月18日と19日の2日間、広島市で「Peace ENJIN(ピースエンジン)2025」が開催されます。このイベントは、分断の進む社会や世界に対して、個々が持つアントレプレナーシップを駆使して、ボトムアップのアプローチで具体的な変化を生み出すことを目的としています。
「ピースエンジン」とは、一人一人が積極的にリーダーシップを発揮し、人々が協力してより良い未来を創るための行動指針を示すものです。この取り組みは、株式会社ボーダレス・ジャパンが主導する「ENJIN」プロジェクトに由来し、過去のワークショップを通じて形成された共創型の活動です。今回のイベントには、約100名の社会起業家や学生が参加し、平和についての具体的なアクションを話し合い、宣言を行う予定です。
参加者に伝えたい「ピースフル・リーダーシップ」
「ピースフル・リーダーシップ」は、社会的な課題を解決するために、実践的かつ包括的な見解を持つことを重視しています。この理念の下、参加者は「心を平和にする」、「コミュニケーションを平和にする」、「アクションで平和にする」の3つの視点から行動指針を策定します。
1. 心を平和にする: Peaceful Mind
自分自身の心の平和から社会の平和を生み出し、他者を思いやり、感謝の気持ちを表現することが大切です。自らの感情や価値観を認めつつ、他者にも同様の理解を持とうという姿勢が求められます。
2. コミュニケーションを平和にする: Peaceful Communication
参加者は他者の意見に耳を傾け、理解し合い、対話を重視することが求められます。意見が対立する際には、ネガティブな感情の連鎖を断ち切り、共通点を見出すことが重要です。
3. アクションで平和にする: Peaceful Action
より困難な状況にいる人々の声を尊重し、社会における課題に対して行動を起こすことが求められています。次世代が関わる機会を創出し、未来に向けた具体的なアクションを継続することが重要です。
プログラム概要
「Peace ENJIN 2025」は、10月18日(土)に平和記念資料館と平和公園を訪れることで始まります。19日(日)には広島国際会議場でのワークショップやパネルディスカッションが予定されており、参加者が主体的なアクションを試みる機会が提供されます。
参加者の中には、平和活動に取り組む社会起業家や学生が含まれ、広島、沖縄、長崎など全国から集まった人々が意見を交わす予定です。初日は平和をテーマにしたガイドツアーが行われ、夜には前夜祭の懇親会が設けられています。2日目では行動指針に基づいた具体的なアクションについて深い議論が交わされ、その中で「平和のための宣言」が行われます。
参加方法
参加費用は一般が5,000円、学生は無料となっており、事前申し込みが必要です。また、未成年者の参加にも保護者の同意が求められます。イベントに関する詳細は「Peace ENJIN 2025」の公式ウェブサイトをご覧ください。
この取り組みは、マリモホールディングスとボーダレス・ジャパンの協力により成り立っています。マリモホールディングスは1970年に設立された不動産デベロッパーで、持続可能な社会の構築に向けてソーシャルビジネスへ進化し、社会課題の解決に貢献していくことを目指しています。
「Peace ENJIN 2025」は、まだ明確には語られていない「平和」についての意識を深め、将来に向けた具体的なアクションを生み出す貴重な機会となるでしょう。皆さんの参加をお待ちしております。