豊橋市の多言語対応
2025-05-15 11:26:30

豊橋市、外国人市民のための多言語窓口を強化計画を発表

豊橋市は、2025年4月から窓口の多言語対応を強化する新たなプロジェクトを発表しました。この町には、80カ国以上から2万人を超える外国人が居住しており、日常的に多くの外国人市民が市役所を訪れるため、通訳職員だけではなく、各課の窓口職員も外国人に直接対応できる体制を整えることが急務でした。

その第一弾として、豊橋市は「多言語指差しコミュニケーションボード」の使用を発表しました。このボードは、外国人市民が利用しやすいよう、実際に窓口業務に従事している職員と通訳の専門家が共同で開発しており、視覚的に情報を伝えることを重視しています。実際の窓口職員の意見を取り入れながら、2024年6月から内容やレイアウトの検討を行い、ボードが完成しました。

ボードはポルトガル語、タガログ語、英語、ベトナム語、インドネシア語と、日本語もしくは「やさしい日本語」と併記されており、外国人市民が自らのニーズに応じて情報を見つけられるよう工夫されています。導入後の声として、通訳職員からは案内所からの呼び出し電話が減少し、コミュニケーションが円滑になるという感想が寄せられています。資産税課の職員も、ボードの利用により証明書発行に関する質問がわかりやすくなったと述べており、手続きの迅速化が実現しています。

さらに、豊橋市では外国人が安心して生活できるよう、生活に役立つルールやマナーをまとめたオリジナルの「外国人市民のための生活マナーマニュアル」も配布しています。このマナーマニュアルには、外国人向けのサービスが集約されており、災害時の連絡先や相談窓口の案内が掲載されています。

これにより新たに豊橋市に転入した外国人は、必要な情報をすぐに手に入れることができるため、安心して新生活を開始できるでしょう。マナーマニュアルも複数の言語に対応しており、市役所で無料配布されている上、公式ウェブサイトからもダウンロード可能です。

豊橋市は、このような施策を通じて多文化共生社会を推進しています。また、各関係職員が今後も積極的に意見を交換しながら、ボードを改良し、さらに多くの外国人市民にとって利用しやすい環境を目指していく所存です。これは、単に多言語対応を超え、異なる文化や背景を持つ人々が共に暮らすための、重要なステップとなるでしょう。

日本は多様性を受け入れる国へと進化しつつあり、豊橋市はその最前線に立っているのです。このような取り組みが広がっていくことで、外国人市民がより安心して暮らせる社会が実現することを期待しています。


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会社情報

会社名
豊橋市
住所
愛知県豊橋市今橋町1番地 
電話番号
0532-51-2111

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