ユーモアで学ぶ絶滅動物の世界
近年、環境問題への関心が高まる中、株式会社ダイヤモンド社が刊行した『わけあって絶滅しました。』シリーズが、累計発行部数100万部を突破したことが発表されました。2018年の初版発売以来、多くの読者に支持され続け、今や子どもたちにとって身近な存在となっています。
“楽しい”絶滅動物図鑑
このシリーズは、絶滅動物たちが自らの絶滅理由を語るという斬新なコンセプトの図鑑です。例えば、「アゴが重すぎて絶滅したプラティベロドン」や「デコりすぎて絶滅したオパビニア」といったユーモラスなキャラクターたちが登場し、重たいテーマを軽やかに描きます。
金井弓子編集者は、「楽しく読める絶滅動物の本」を目指したと言います。小学生でも飽きないよう、見開きごとに話が完結し、読みやすさを重視した編集が好評を得ました。発売からわずか4日で13万部を売り上げ、ダイヤモンド社にとっての最速記録を樹立しました。その後も、年齢を問わず多くの読者に愛され、2025年には発行部数がついに100万部を突破しました。
幅広い読者層に受け入れられる背景
本シリーズの成功には、近年の地球環境や生物多様性に対する関心の高まりも影響しています。金井編集者は、「読者の皆さまに感謝するとともに、今後も多様な作品をお届けしていくつもりです」と述べています。発売から7年が経過した今も、読者層は未就学児から90代までばらばらで、世代を超えて楽しむことができる内容が評価されています。また、キャラクターグッズや関連イベントなど、書籍を超えた展開も行われています。
100万部突破記念キャンペーン
シリーズ累計発行部数の記録達成を記念して、ダイヤモンド社はSNS上で特別キャンペーンを開催しています。公式Xアカウントをフォローし、特定のポストをリポストすることで、抽選で30名に図書カードをプレゼントするというものです。この機会に、多くの人々が『わけあって絶滅しました。』シリーズを手に取ってくれることを期待しています。
児童書フェアでの展開
更に、全国の書店で開催中の「子どもの心をわしづかみ!フェア」では、累計100万部を突破した本シリーズをはじめ、『やばい日本史』などの人気作品が一堂に展示されています。このフェアを通じて、子どもたちに本の楽しさを再発見してもらいたいという編集者の思いが込められています。
まとめ
『わけあって絶滅しました。』シリーズが100万部突破という偉業を成し遂げた背景には、ユーモアを交えた精巧な編集、そして環境問題に対する意識の高まりがありました。将来的にも、このシリーズがさらなる成長を遂げ、多くの読者に支持され続けることが期待されます。ぜひ、あなたもこの楽しさを体験してみてはいかがでしょうか。