夏期インターンシップ選考の影響について
株式会社i-plugが運営する新卒オファー型サービス「OfferBox」は、2028年卒業予定の学生と企業を対象に、夏期インターンシップに関連する調査を実施しました。この調査では、学生と企業の間に存在する意識のギャップが浮き彫りになり、特にインターンシップ選考が本選考に与える影響についての認識が異なることが分かりました。
調査背景と目的
新卒採用市場において、インターンシップはますます重要なステップとなっています。特に、学生にとっては職業体験や内定獲得に直結する機会として捉えられることが多い一方、企業側も早期に学生と接点を持つための方法として重要視されています。この調査では、28卒学生と企業の両方に意見を聞き、参加希望状況や選考に関する意識を探りました。
学生の参加意向と期待
調査の結果、98.2%の学生が「夏期インターンシップに参加したい」と回答しました。また、89.5%が「インターンシップの選考結果が本選考の合否に影響する」と考えていることが分かりました。これに対して、事前選考で不合格となった場合、本選考を受ける意欲は57.8%にとどまり、インターンでの不合格が心理的ハードルになっている様子が伺えます。
学生が求めるインターンシップの内容としては、79.5%が「職業体験をして、働くイメージを持ちたい」との意見を挙げており、内定へ直結する特別選考参加券を求める声も74.9%と高い数値でした。このことから、学生はインターンシップを単なる体験にとどまらず、内定獲得のための選考の一環として捉えていることが明らかになりました。
企業の認識と実態
一方、企業側に目を向けると、68.6%の企業が「夏期インターンシップを開催する予定」と回答しています。しかし、インターンシップの選考結果が本選考に与える影響については、55.5%が「影響なし」とし、学生の認識と大きなギャップが存在することが指摘されました。企業の中には、選考との結びつきを強く意識しているところもあり、49.8%が「選考と結びつける」と答えています。
意識のギャップとその影響
学生はインターン選考での結果を非常に重視している一方で、多くの企業は不合格となった場合でも本選考において再挑戦を歓迎しています。このような意識のギャップは、学生がインターン参加に際して抱える不安によって、本選考のエントリー意欲を低下させる要因となる可能性があります。
今後の展望
この調査結果は、新卒採用市場におけるインターンシップの役割と学生の心理を理解する上で非常に重要です。企業は学生に魅力的なインターンシッププログラムを提供すると同時に、選考結果に対する心理的ハードルを低下させるためのコミュニケーションが求められます。今後も、学生と企業の双方が納得できる採用プロセスの構築が望まれるでしょう。
このように、夏期インターンシップの選考結果に対する意識のギャップを認識し、双方が理解し合うことが、円滑な新卒採用に向けての大切なステップとなります。