1SECとバカンが手掛ける新たなトイレ広告「アンベール」とAIマーケティングの融合

株式会社1SECは東京とロサンゼルスに拠点を持ち、AI技術やXR、ブロックチェーン事業を展開しています。この度、株式会社バカンと提携し、トイレ広告「アンベール」において、インフルエンサーを活用した新しいPRプログラムを開始しました。この取り組みは、1SECの「HYPE CAST AI」を活用し、視覚的なインパクトを与える縦型PR動画の制作と配信を提供するものです。

新たな広告施策「アンベール」とは？

「アンベール」は、広告主が自社の商品やサービスに最も適したインフルエンサーを起用することで、効果的なコミュニケーションを図ることを目的としています。500万円（税抜き）から開始されるプランを用意し、企業は一貫したプロモーションを「アンベール」を通じて全国の商業施設やオフィスで実施できるようになります。

AIマーケティングの進化

このプロジェクトの核となるのは、1SECが開発した「HYPE CAST AI」です。このAIは、自社のファンプラットフォーム「PEEEPS」と連携し、インフルエンサーのデータベースを活用します。これにより、広告主が求める商品やサービスの特性にマッチしたインフルエンサーを迅速かつ効率的に選定できるのです。インフルエンサーの選定にかかる時間や手間を大幅に削減し、短期間でプロモーションを展開することが可能になります。

課題解決への取り組み

「アンベール」プロジェクトにおいては、特に広告主が直面している様々な課題に着目しました。多くの企業が優れた製品を持ちながらも、必要な広告素材やリソースが不足し、効果的なプロモーションが難しい現状があります。デジタル広告のニーズが高まる中、動画制作には多くの時間とリソースが求められます。これにより、時として市場投入が遅れ、ビジネスチャンスを逃すことがあります。

今後の展開と目指す姿

1SECは今後、「HYPE CAST AI」や「アンベール」を通じて全国の広告主のニーズに応じた広告施策の拡充を目指しています。業界が求める柔軟な広告配信ソリューションを提供し、広告市場の活性化を図ります。特に、チャンスを逃さず企業のブランドをより広く認知させるため、リアルタイムでのデータ分析やインフルエンサーとのマッチング精度を高める取り組みを続けます。

次世代PRソリューションの誕生

この新しいPRソリューションの特徴として、クリエイターから収集した多様なデータを基に、企業が求める商品と最適なインフルエンサーとのマッチングを実現しています。従来のデータだけでは把握できない特性を捉え、より精度の高い選定が可能になることで、インフルエンサー施策がより成果を上げることが期待されます。

トイレ広告「アンベール」の特性

「アンベール」は、2020年末より展開を開始し、都心部におけるトイレ個室のデジタルサイネージメディアとして約12,000箇所で利用されています。トイレ内というプライベートな空間を活用することで、強い認知力と内容理解を引き出すことが可能です。特に、再生状況の数値化が可能で、効果の測定もしやすい点が利点です。さらに、利用者の滞在時間に応じた表示の調整機能により、混雑の抑制が行えるという特許技術も導入されています。