お菓子の魔法、食べる喜びを届ける
英語の「sweets」は甘いものの代名詞。日本でスイーツと呼ばれるお菓子の世界も実に奥が深く、特に注目を集めているのが、パティシエ小山進氏によるお菓子作りの魅力です。2023年のクリスマスに向け、小山氏が新たに公開したのは、ピスタチオと苺を活かした特別なケークのレシピ。家庭でも簡単に挑戦できる内容で、この季節にぴったりな美味しさを楽しむことができます。
材料の紹介
このクリスマスケーキ、特に重要なのはその仕上がり。材料には以下が使用されます。まず、生地にはビスキュイピスターシュが必要です。全卵、卵黄、アーモンドプードル、ピスタチオプードル、グラニュー糖、卵白、薄力粉、強力粉、無塩バター、ピスタチオペーストなどが組み合わさります。これらの素材は、見た目だけでなく味わいや食感にも大きな影響を与えます。
次に、ポンシュのためには無塩バター、メープルシュガー、ラム酒が使用されます。
苺のグラスには、苺ピューレとフランボワーズピューレ、粉糖、レモン果汁が含まれ、飾りにはピスタチオ、ドライイチゴ、パールクラッカン、金箔、チョコレートの柊が使われます。このように、様々な素材が色鮮やかに組み合わさり、目にも美しいケーキが完成します。
お菓子作りのプロセス
準備
始めに型の準備として、ポマード状のバターを型全体に塗り、強力粉をふるい入れます。次に、薄力粉と強力粉を合わせて篩います。ピスタチオペーストと無塩バターは、電子レンジで温めて溶かします。
生地作り
次に、生地を作ります。全卵と卵黄をボールに入れ、アーモンドプードル、ピスタチオプードル、グラニュー糖を加えて混ぜ、湯煎で温めながら泡立てます。ここで白っぽくなりもったりするまで泡立てるのがポイントです。
その後、卵白とグラニュー糖で作ったメレンゲを生地に混ぜ込み、型に流し込みます。
オーブンで焼き上げた生地は、焼成後にショックを与えてオーブンから取り出し、熱いうちにポンシュを打ちます。
グラス作り
粉糖にフランボワーズピューレや苺ピューレ、レモン果汁を加え混ぜ、次第に絞り出して生地の上にかけます。
仕上げ
仕上げには冷めた生地にグラスを絞り、刻んだピスタチオ、ドライいちご、パールクラッカン、チョコレートの柊、金箔を散らします。この見栄えを考えた飾り付けが、クリスマスならではの特別感を演出します。
小山進のパティスリー
小山進氏は、2003年に兵庫県三田市で「パティシエ エス コヤマ」を開業。その後、ショコラコンクールで数々の栄誉を賜り、現在では新たなアプローチでお菓子作りの楽しさを提案しています。彼のパティスリーは、甘く香ばしいお菓子が並び、訪れた人々が笑顔になる空間として知られています。お菓子だけでなく、絵本や様々なモノづくりの活動も行い、より多様な視点からクリエイティブな魅力を発信しています。
このクリスマス、ぜひ小山進の特別なレシピで家族や友人と共に、甘い時間を過ごしてみませんか。お菓子を通じて、心温まるひとときを味わいましょう。