コクヨが50周年を迎え「Campus」を刷新
日本の代表的な文具メーカー、コクヨ株式会社は、創立から50年を迎え、その名物商品であるキャンパスノートを新たな「まなびかたブランド」に進化させることを発表しました。1975年の発売以来、累計で37億冊以上を販売してきたキャンパスノートは、多くの学生に愛され続けてきましたが、今新たにその役割を拡張する時が来たのです。
ブランド刷新の背景
コクヨは、急速に変化する教育環境や社会の中で、学生たちが自分の学びを支えるための新しい手法を模索する必要があると考えています。学生たちに寄り添った製品やサービスを提供し、まなびに対するニーズに対応することで、彼らがより自由に、主体的に学び続けられるようサポートします。
新たな「Campus」は、ただのノートブランドではなく、学生たちがさまざまな情報やリソースを活用し、自己の可能性を最大限に引き出す「まなびかたブランド」として再出発します。これにより、コクヨは学生たちに寄り添いながら、その成長を応援し次の50年に向けた挑戦を始めることを決意します。
「まなびかたブランド」とは?
新学習指導要領の導入に伴い、教育のあり方が変わりつつある中、従来の暗記中心の学習から創造性や思考力を重視した学びへとシフトすることが求められています。しかしながら、情報量が増加する一方で、自分に合ったまなびかたを見つけられない学生も多いのが現状です。ここでコクヨが提案するのが「まなびレシピ」です。
このレシピは、学生が気軽に自分に合った学習方法を試行錯誤するためのアイデアや道具を提供するものです。あらゆる勉強法を整理し、彼らがそれを適用できる形で示すことで、実際の学びの場面でのモチベーション向上を目指します。
「まなびレシピ」の目的と内容
「まなびレシピ」とは、学生が学びを進めるための具体的な道筋を提供するもので、さまざまな文具やメソッドが組み合わさったアイデア集です。勉強の仕方は一つではなく、各々が自分に合った方法を見つけるための手助けとなることを目的としています。これにより、学生一人ひとりの学び方を多様化し、活用しやすい文具を通じて前向きな学びを促進していきます。
第1弾ラインアップ
9月に公開される「まなびレシピ」では、様々な勉強法に基づいた四つのレシピを提案します。
- - メモ勉: 教科書にメモをしやすくする工夫
- - ちょこ勉: 隙間時間に勉強できるコンパクトなアイデア
- - とじ勉: プリントや学びの資料を整理するための方法
- - モチ勉: 自分に合った勉強計画を立てるヒント
このようなレシピを通じて、学生は自分のニーズに合わせた様々な学習方法を見つけ、試行錯誤を楽しむことができるでしょう。ここに集結する知見や経験が、どのように彼らの学びにプラスに働くのか、期待が高まります。
新しいビジュアルとコンセプト
新たに展開される「Campus」のキービジュアルは、学びをもっと楽しくスマートに感じさせるデザインが特徴です。ブランドカラーである“Campus SKY BLUE”は、青空のように晴れた明るい世界観を示し、学ぶことへのモチベーションを引き出すための象徴的な色とされています。
未来を見据えた挑戦
コクヨは、この新しい「Campus」を通じて、過度な情報に苦しむ現代の学生が自己を発見し、自らのペースで主体的に学ぶための環境を整えます。学生の気持ちに寄り添い、その声を反映させていくことで、次世代の学び方を提案し続けることで、私たちのチカラを発揮していきます。新たな「Campus」、「まなびかたブランド」としての挑戦が、これからの学生たちにどのような影響をもたらすのか、目が離せません。