Patentfieldの新たな一歩
2025年5月29日、Patentfield株式会社は、株式会社の冏明をもって、中国および韓国の特許・実用新案・意匠情報を、標準機能として追加することを発表しました。この施策により、世界の特許出願件数の大半を占めるIP5(中国・韓国・日本・米国・欧州)の重要なデータに、すべてのユーザーが容易にアクセスできるようになりました。
WIPO(世界知的所有権機関)の2024年のレポートによると、2023年の中国における特許出願件数は164万件に上り、その影響がますます広がっています。IP5における特許庁情報は、全体の出願件数の約85%をカバーし、国際的な知財戦略において中核を成しています。
進化する特許情報検索
Patentfieldが中国と韓国の情報を追加したことにより、ユーザーはアジア市場の技術動向を迅速に把握でき、ビジネスチャンスを逃すことなく活用できるようになります。また、従来から提供されている「日本語横断検索オプション」も、引き続き利用可能で、日本語翻訳によるシームレスな検索が進化しました。
特に、AIを駆使した「生成AI特許調査・分析オプション Patentfield AIR」との連携は、ユーザーに新たな価値をもたらします。特許の原文に対して日本語の要約やラベリングを生成AIが行い、業務の効率化が飛躍的に進むことが期待されています。具体的には、中国特許の要約作成モードや各国の特許情報のAI分類機能など、多様な活用が見込まれます。
ウェビナーで最新情報を展開
この新機能を広く知らせるため、Patentfieldはウェビナーを開催します。タイトルは「中国・韓国特許調査分析基礎分析からAI活用の最前線まで」であり、6月20日の13:00から1時間の予定です。このセッションでは、特許情報を活用したグローバルな知財戦略の実現方法について、具体的なデモを通じて解説します。
国際的な競争が激化している中で、中国の特許出願数は急増しており、その調査効率化はビジネスの成否に直結します。このウェビナーでは、特に中国と韓国の特許検索および競合分析の方法、さらには生成AIによる日本語の独自要約作成の過程に焦点を当て、参加者へ新たなインサイトを提供します。
知財情報活用の未来へ
Patentfieldは、今後も知財情報の多様なニーズに応えるべく、サービスの拡充と機能強化に取り組みます。特許情報のデジタルトランスフォーメーションを進めることで、全てのビジネス環境において知的財産の戦略的活用が実現されるでしょう。特許分野での新たな挑戦に向けて、Patentfieldはユーザーと共に未来を切り開いていきます。詳細情報やお申し込みは公式サイトで確認できます。