SWCCがTOTOKUと統合、モビリティ市場の成長を促進
SWCC株式会社(以下SWCC)は、事業の効率化と競争力を強化するために、車載インテリアヒータ線および半導体検査用コンタクトプローブ(CP)事業をグループ会社である株式会社TOTOKUに統合することを発表しました。この移管により、SWCCはHALOTOKUブランドに基づく一貫した製品展開を図ります。
統合の背景と狙い
SWCCグループは、銅事業の成長と収益性の向上を目指し、特に川下領域への製品展開を推進しています。特に、TOTOKUは「細く、軽く、小さく」をテーマとする高収益性の製品群を持ち、モビリティや半導体市場をターゲットにしています。これにより、ビジネスの拡大に向けてリソースを集中的に活用し、効果を最大限に引き出そうとしています。
今回、SWCCが持つ仙台地区の製造拠点をTOTOKUに移管・集約することで、最適な製造体制の構築を目指します。この移行により、製造効率を高める一方で、TOTOKUのブランドで新たな製品を市場に供給する体制が整います。
新たな素材開発へのシフト
SWCCは今後、素材自体の開発に特化し、高強度・高硬度設計や高伝導率を目指すことになります。これにより、SWCCは素材から製品への一貫した供給チェーンを確立し、多様な顧客のニーズに応えることが可能になります。
同社は、TOTOKUの既存のユーティリティや人材を最大限に活用し、約2億円のコスト削減効果を見込んでいます。
モビリティ市場の可能性
自動車業界では、車載ヒータの搭載率が上昇し続けており、これがSWCCグループにとっての市場機会を生み出しています。また、半導体市場ではAI技術の進展によって検査用製品の需要が急増しています。SWCCは、これらのニーズに応えるべく、強みを生かして効率的な運営を心がける方針です。
製造拠点の移管も具体的に進んでおり、SWCCの仙台事業所および宮城県の山元工場で生産されたヒータ線およびCP製品は、長野県の上田事業所と丸子事業所に移管され、順次TOTOKUブランドで販売される予定です。
未来への展望
SWCCは、コーポレートメッセージとして「いま、あたらしいことを。いつか、あたりまえになることへ。」を掲げています。これは、高付加価値製品を通じて持続可能な社会の実現に寄与するという理想を示しています。この統合により、SWCCグループはより強固な競争力を持ち、未来の市場へ向けた新たな一歩を踏み出します。
この新たな経営方針が、SWCCおよびTOTOKUにとって、さらなる成長の礎となることを期待します。