働く意義を再確認する「MiraQ」の取り組み
一般社団法人未来に輝く企業づくり研究会、通称「MiraQ」が立ち上げられた背景には、現代の労働環境に対する強い使命感があります。日本の労働者の約7割が中小企業に属し、その多くが経済の不安定さや人材確保の課題に直面しています。こうした厳しい状況の中、中小企業が活気を取り戻すことが社会全体のエネルギーを生むとMiraQでは考えています。
MiraQを立ち上げた代表の中村秀和氏は、PTA活動を通じて子どもたちから「大人になんかなりたくない」「大人って、なんかしんどそうやな」と耳にしたことを強い動機としています。「大人が楽しそうに働いている姿を見せることができれば、子どもたちも未来を楽しみに思える」と信じています。これがMiraQが目指すビジョンの基になっています。
大阪人の熱意が生んだ学び合いの場
中村代表は元々大手企業に勤務していた経歴を持ち、その後家業の生花店での経験を経て、社会保険労務士として独立。彼はその中で「人」の課題に向き合い、企業にとっての組織づくりの重要性を痛感しました。この経験を元に、MiraQは企業同士が共に学び、自らの力を高める環境を提供することを目的としています。
2025年4月には、本格稼働を予定しており、学び多い企業文化を全国に広めることを目指しています。MiraQの特徴は、年間テーマに基づき経営に役立つ内容を深掘りする研究会を開催し、企業の経営者や社員が肩書きを問わず共に参加できることです。また、リアルとオンラインを併用したハイブリッド形式を導入しており、全国のどこからでもアクセスできます。
お互いの成長が未来を切り開く
「一人で頑張るな」という理念のもと、法人単位での学びを促進し、参加企業はすでに15社。目指すは日本中の1000社が集まり、相互学び合うことで、企業や従業員の元気を引き出す社会を作り上げることです。企業が「うちの会社、ええやろ?」と胸を張って語れる未来を徐々に現実のものとしていきます。
理事長が語る“人が育つ会社”の理念
中村理事長は、「人が育つ会社は社会を変える」という信念を持っています。「会社ってしんどいもんだ」と思っている人が多い中で、彼自身の経験から、楽しく働ける環境を整えることが目的としています。この理念の下でのMiraQの夢は、ただの夢ではなく、全国的な企業の連携を実現させることにあります。
公式サイトでも情報発信を行っており、4月1日に発信される夢を具体化するためのプロジェクト「April Dream」にも参加し、企業の実現したい未来を広く伝えていきます。MiraQは、未来を輝かせるための基盤を築く活動を続けています。ぜひ、彼らの意義深い取り組みに期待してください。