全拉致被害者の早期帰国を求める国民集会に参加した高市総理
政府としての強い決意を示した国民集会
令和7年11月3日、東京で行われた「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」に出席した高市総理は、心からの挨拶を行いました。総理は、拉致被害者のご家族との面会で聞いた、肉親と再会できないその苦しみや切実な思いを受けて、政府としての責任を改めて認識しました。
拉致被害者帰国への道筋
高市総理は、2002年に5人の拉致被害者が帰国して以来、実に23年が経過したことを振り返りながら、未だに帰国が実現していない拉致被害者の問題に対し「申し訳ない」と意を示しました。彼は、残された拉致被害者全員の帰国に向けて、政府の全力を尽くす必要があると強調し、家庭に悲劇をもたらした家族の無念に対する思いを胸に、日々の活動を続けていると述べました。
北朝鮮との対話の重要性
総理は、拉致問題解決のために、我が国が主体的に行動することが不可欠だとし、北朝鮮側との首脳会談の必要性を訴えました。彼は、対話を通じて問題を解決することにより、両国の関係が進展し、国際社会にとっても利益をもたらすと強調しました。「一刻の猶予もない問題であり、何としてもこの課題に立ち向かう決意です」との言葉もあり、強い意志を感じました。
国民の声こそが力となる
集会の参加者に向けて、総理は「国民の一致した思いが私たちの力であり、国際社会を動かす原動力となる」と語ります。彼は、この集会が解決に向けた大きな力になると信じており、拉致問題は内閣の最重要課題であると再確認しました。参加者に感謝の意を示しながら、共に問題解決に向けて歩んでいく姿勢を見せました。
持続的な努力の必要性
高市総理は、過去の会談や国際的な場での拉致問題に対する理解と協力を求めてきた経緯も述べ、今後も力強い働きかけを続けていくと明言しました。「多くの選択肢を排除せず、問題解決に向けて働きかけていく」と、今後の活動への意欲も示しました。
結び
この日は、高市総理の決意表明だけでなく、拉致問題に苦しむ家族への強いメッセージが全国に届けられる場でもありました。総理の言葉は、ただの挨拶ではなく、拉致問題への真剣な取り組みを示す重要な機会となったことでしょう。全ての拉致被害者が一日でも早く帰国できるよう、政府の精力的な行動が求められる時期です。
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