海の課題をビジネスで解決するブルーオーシャン・イニシアチブ始動

海の課題に立ち向かう「ブルーオーシャン・イニシアチブ」

2023年5月8日、一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ（BOI）は、SDGs未来都市として知られる長崎県対馬市との包括連携協定を締結し、海洋の課題に対処するための新たな取り組みを始動します。これは、持続可能な未来社会を目指す新しいビジネスモデルの形成を目的とした共創の枠組みであり、海の環境保全や資源管理の重要性が高まる中、その役割はますます重要になってきています。

減少する海洋資源とプラスチック問題

昨今、海洋プラスチック汚染や資源の枯渇は深刻な問題として浮き彫りになっています。これらの課題に対抗するためには、企業、自治体、学術分野など多様なアクターの協力が不可欠です。そのため、BOIは官民学を問わず、さまざまなステークホルダーの参与を促し、新たなアイデアの創出と実現を目指します。

プログラムの内容

BOIの取り組みの一環として、以下のプログラムが実施されます。

1. ブルーアイランド・プログラム: 対馬市などの島嶼エリアをフィールドに、海洋課題解決のための実証実験や次世代リーダーの育成を図ります。
2. ブルーイノベーション・プログラム: 世界規模のスタートアップと提携し、新しいビジネスモデルやソリューションの開発を行います。
3. 万博パビリオン連携プログラム: 2025大阪・関西万博に向けたイベントを通じて、海洋保全の意識を広め、国際交流を促進します。

協定締結式の詳細

協定締結式は、2023年5月8日（月）14:00から対馬市交流センターにて行われます。出席予定者には、対馬市の市長やBOIの代表理事が名を連ね、挨拶や協定書の署名が行われます。

この新たな取り組みを通じて、海の保全と繁栄を両立させるためのアクションが広がることを期待しています。特に、次世代を担う若者たちが積極的に関与し、海と共生するサステナブルな社会の形成に向けたイノベーションの波を広げていきます。