ジョリーグッドが医療DX
2024-08-22 12:52:54

ジョリーグッドが医療DXサービスを開始、VRで患者体験を向上させる試み

株式会社ジョリーグッドが、新たな医療支援バーチャルリアリティ(VR)プラットフォーム「JOLLYGOOD+」を通じて、日本全国の病院経営者向けに病院業務の効率化を目指した事業、いわゆる病院経営改善DXサービス「治療体験VR」の提供を開始しました。この新サービスの特徴は、医療スタッフが日常的に行う説明業務の約70%をVR体験として自動化し、患者の不安を軽減しながら病院の黒字化を支援する点にあります。

従来の医療現場では、医師や看護師が専門用語や紙面の説明書を用いて患者に口頭で説明を行ってきましたが、これは患者にとって非直感的で理解しにくい部分が多かったのです。また、同じ内容の説明を何度も繰り返し行うため、医療スタッフにとっても時間的な負担が大きいという課題も存在しました。

新サービス「治療体験VR」は、これらの問題を解決することを目指しています。例えば、術前準備や入院から退院までの流れ等、短い時間であっても実際に体験することで、患者に治療内容やリスクをより良く理解してもらえるというメリットがあります。身体的な経験が伴うことで、患者は定型的な説明に比べて情報としての理解が深まります。これは顕著に患者の満足度を向上させ、さらには病院への信頼感を強化することにつながります。

さらに、医療過誤や合併症の説明不十分による訴訟リスクを低減する役割も持ちます。VRにより体験として理解を促せば、医療従事者が過去に経験した事例として患者に情報を提供することができ、双方の認識を一致させる助けとなります。

この新たな取り組みの一部として、医療法人社団勲章会の原泌尿器科病院副院長、井上貴昭氏もその有効性を指摘しています。従来のインフォームドコンセントにおける説明業務の非直観性を改善できるとして大いに期待が寄せられています。また、実際のフィードバックからも、理解の向上だけでなく、コンプライアンスの強化にもつながると考えられています。

実際には、現在日本の約70%の病院が赤字経営状態にあります。経営者はそれぞれの病院の持つ特性を活かしつつ、経営安定化へ向けた取り組みを進める必要があります。NTTコムと京都大学の調査によると、医師が伝えた病気や治療の情報に対して、患者は多くの場合において十分な情報を得られていないと感じていることが明らかとなっています。これが医療現場における信頼関係の不一致を生む要因ともなっています。

さらに、JOLLYGOOD+プラットフォームの展開は、医療人材の育成や教育の高速化をもたらし、病院経営のブランディングにおいても新たな可能性を切り開くことが期待されています。リモート環境下でもVRコンテンツが活用できるため、教育機関や医療機関においても新しい価値が生まれることが見込まれています。これは病院が患者にとっての「安全で信頼できる場所」として更なる成長を遂げるための基盤を築くことにつながります。

このように、ジョリーグッドの新しい取り組みは、医療の未来において非常に重要な役割を果たす可能性を秘めています。医療サービスの質の向上は患者の安心感を高めるだけでなく、病院経営の安定化にも寄与するため、今後の発展が楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社ジョリーグッド
住所
東京都中央区日本橋富沢町10-13 WORK EDITION NIHONBASHI 701
電話番号
03-4455-2694

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