清掃イベントで連携
2024-12-30 10:18:44

東海三県のごみ削減活動が集結、清掃イベントで海洋ごみ対策を展開

東海地方が連携しごみ削減に挑む



海と日本プロジェクト in 愛知県が主導する、この度の清掃活動は岐阜県、愛知県、三重県、そして名古屋市の協力によって実施されました。目的は、海洋ごみの現状を把握し、今後の対策に活かすことです。具体的には、各県で行われる清掃活動に参加し、集まったごみの種類や量を調査しました。

各県での清掃活動とその成果



1. 三重県:奈佐の浜清掃


10月13日、三重県の鳥羽市答志島奈佐の浜海岸で行われた清掃には、230人ものボランティアが集まりました。清掃対象エリアは約300メートル、この活動では特に養殖業に関連する発泡スチロールフロートのごみが多く見受けられ、伊勢湾内から流出したごみが流れ着いている可能性が示唆されました。

2. 愛知県:藤前干潟クリーン大作戦


続いて、10月19日には愛知県で「藤前干潟クリーン大作戦」が催され、1,987人の参加者が集まりました。合計で1,028袋のごみが回収され、多くのごみが集まった理由として、庄内川の最下流に位置するためと葦原が拡がる地形が挙げられました。また、河川沿いに存在するグラウンドからのボールの流出が目立つ結果となりました。

3. 岐阜県:長良川一斉清掃


最後に、10月27日には岐阜県で長良川の一斉清掃が行われました。この活動には2,000人のボランティアが参加し、比較的少ないごみが回収されました。これは長良川が中流に位置し、ごみの滞留がしにくい構造であったためと考えられていますが、同時に不法投棄の問題も示唆されています。

調査結果のまとめ


これらの調査を通じて、伊勢湾流域のごみの種類や量を明確に把握することができました。それにより、次のステップとしてどのようにごみを発生させないかが重要であることが確認され、清掃活動の継続の必要性が強調されました。

GPSアートの取り組み


さらに、清掃活動ではGPSアートも実施され、各県で描かれる文字が「みんなのいせわん」というメッセージを表現しました。この活動は、清掃を通じて地域の連携を強調する素敵な試みです。

今後の展望


清掃活動の重要性はこれに留まらず、各地域の特色に応じた取り組みが求められます。清掃のみにとどまらず、私たちの身近な場所での行動が、より大きな海洋ごみ問題解決につながることを願い、今後も積極的な活動が期待されます。

伊勢湾総合対策協議会や海洋ごみ対策検討会は、清掃活動を継続しつつ、海洋ごみ問題に対する意識を一層深めていくことを目指します。日本財団が支援するこの取り組みが、全国に広がることを願っています。


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