都市と自然を行き来する新しいライフスタイル「SANU Lifestyle Partners」の始動

株式会社SANUが提唱する新しいライフスタイル

株式会社SANUは、東京を拠点に「SANU 2nd Home」というシェア別荘サービスを展開する企業です。最近、同社は「都市と自然を行き来する新しい暮らし」を実現するための共創基盤「SANU Lifestyle Partners（LSP）」を発表しました。このプロジェクトは、様々な業界から大手企業が参加することで、一層の施策を進めることを目的としています。

1. 現代社会におけるライフスタイルの変化

現代では、都市へ人口が集中する傾向が続いています。国連の予測によれば、2050年までには約70%の人間が都市に住むとされています。また、日本国内でも同じような現象が確認されており、「都市生活のアップデート」が求められています。これに伴い、自然との関わりを持つライフスタイルへの関心が高まっており、2025年3月に実施されたSANUの調査でも、首都圏在住者の約3人に1人が「2拠点生活」に興味を示したとされています。特に、子育て世帯では93%が「継続的な自然との関わり」を求めているという結果も出ています。

都市生活者は、観光などの一時的な体験ではなく、より日常的に自然と関わることを求めているようです。このため、都市と自然を行き来するライフスタイルが注目を集めています。

2. SANU Lifestyle Partnersの概要

「SANU Lifestyle Partners」は、都市生活者に向けて強固なライフスタイルを提供するプロジェクトです。参加する企業には、ゴールドウインや日鉄興和不動産、日本航空（JAL）、ANAグループ、クレディセゾンなど、様々な業界の大手企業が名を連ねています。これらの企業が連携することで、移動、住まい、商業といった生活基盤を整え、都市生活者がより自然と直接的に触れあえる環境を提供します。

この共創プラットフォームは、「顧客基盤の共有」、「サービスの相互連携」、「拠点の共同開発」といった3つの軸を中心に展開されます。

3. 実施内容とパートナーシップ

第一弾の取り組みとして、共催する「SANU 2nd Home」は、共同オーナー型のセカンドホームサービスを基点にしています。具体的には、ゴールドウインとの提携により「自然に根ざす暮らし」の魅力を高め、アクティビティやイベントを通じて地域の価値を向上させる試みが進められます。また、J.フロントリテイリングとは新たな消費形態の創造を目指し、日鉄興和不動産とはシームレスな住まいと自然拠点を結ぶためのプロジェクトを進める予定です。さらに、JALとANAグループは、航空サービスと自然体験を結びつける新しい旅のスタイルを提案しようとしています。

加えて、クレディセゾンは、金融を基盤にした新しい生活スタイルの提案を進め、特典制度を通じた自然環境への投資を促進します。

4. 新しいライフスタイルの未来

「SANU Lifestyle Partners」は、都市と自然の接点を増やすことで、地域における関係人口を増加させ、持続可能な共生社会の実現へとつなげていくことを目指しています。これにより、都市に住む人々が自然とより深く関わることができ、心身の健康を高めつつ地域の発展にも寄与することが期待されます。

新しいライフスタイルの形成に向けて、いかに地域の価値を引き出し、都市生活者に新たな選択肢を提供できるかが今後の課題です。 SANUは、このようなビジョンを持って、都市と自然を融合させる新しい生活様式を提案し続けていきます。環境に配慮した開発と地域の持続的成長を促す取り組みとして、今後の展開も非常に楽しみです。