株式会社シェアダインが静岡県ファンドサポート事業に採択
株式会社シェアダイン(本社:東京都港区、代表取締役:飯田陽狩)が、静岡県が推進する「静岡県ファンドサポート事業」に採択されたことを発表しました。この事業を通じて、シェアダインは観光を成長戦略の重要な柱とする静岡県の飲食・宿泊業を支えるために、料理人の人材流動化やキャリア支援に注力し、地域の飲食産業を持続可能なものにする役割を果たしていきます。
静岡県ファンドサポート事業に応募した背景
静岡県は、豊かな自然環境と多彩な食文化を持ち、観光業が地域経済において重要な役割を果たしています。しかし、観光需要が回復するにつれて、特に飲食・宿泊業での人手不足が深刻化しています。料理人や調理人の確保は特に困難であり、この問題はただの人手不足にとどまらず、観光産業独特の繁閑差が大きい雇用構造や地方におけるキャリア選択肢の限界など多くの要因が絡み合っています。これらの問題に対し、シェアダインは新たな働き方やキャリアの選択肢を提供することで、地域における人材循環の仕組みを築けると信じて応募いたしました。
CHEFLINKを通じて広がるシェフのキャリア支援
静岡県は、世界遺産や温泉などの観光資源が豊富で、旅行消費や宿泊者数の面でも全国に名を馳せている観光地です。シェアダインは、観光の質を支える飲食サービスの底上げが重要であると認識しています。当社の提供する「CHEFLINK」は、観光ニーズに応じて料理人を柔軟に配置できる仕組みとして、地域産業にとっての重要なインフラとなります。
これまでに、三島や熱海エリアのホテル事業者との連携を進めており、静岡県内での実績は着実に広がりを見せています。また、静岡県は食と観光の新しい人材モデルを実証するのに最適な地域であり、今後は熱海・伊豆、静岡市、浜松エリアを重点に、需給調整を行う地域ネットワークを構築していく計画です。
地域産業の成長を支える仕組み
シェアダインは、静岡県内でのUターンやIターンを促進する一方で、シェフ向けのスキルアップ研修を通じて県内の料理人の活性化を図る予定です。これにより、地域産業の成長と料理人のキャリア形成が両立するモデルを作り上げていく方針です。
今後の展望
シェアダインは、今後も静岡県内の事業者や金融機関、自治体、支援機関と連携しながら、以下の方針に基づく取り組みを進めます。
1. CHEFLINKの導入拡大
2. 料理人向けのキャリア支援や学びの機会の創出
3. 観光と飲食を支える人材エコシステムの構築
また、株式会社シェアダインは2017年に設立され、3万人のシェフが登録する料理人のグローバルキャリアプラットフォームを運営しており、「食の世界からソーシャルトランスフォーメーションを駆動する」を目指しています。2025年の海外でのキャリア支援の強化に向けた新たなサービスも展開予定です。
まとめ
シェアダインは、今後も地域の飲食業を支えるため、持続可能なビジネスモデルの確立を目指し、料理人一人一人が自由にキャリアを築く環境作りに貢献していきます。これにより、日本の食産業の発展と地域の魅力向上に寄与していくことでしょう。